■■■ 田舞徳太郎通信 2017年  1号 ■■■■■■■■■ 日本創造教育研究所 ■■■

『明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします(田舞徳太郎)』

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親愛なる皆様
明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。


日本創造教育研究所はお陰様で、今年で創業30周年を迎えます。、
私どもの使命である「中小企業の活性化」に向けてさらなる努力をします。
本年もよろしくご指導をお願い申し上げます。


元日には、長崎から京都の社長塾や東京の経営理念塾に参加されているT社長様より、
新年のご挨拶と「創業の精神の添削」の原稿を頂戴しました。


T社長様は昨年8月からのご縁ですが、
私と同じ郷里ということもあって我々日創研をご信頼下さり、
来年4月からの30TTコースに参加され、ご子息は第24期起業家養成スクールに参加されるようです。
親子で一緒に学ぶことはなかなかありません。


親子も夫婦も「一期一会」であり、「この世限りの縁(えにし)なのだ」と、禅の師に教えて頂きました。
今年も、一日一日大切に生きていきたいと思います。


新年早々、月刊『理念と経営』の原稿を書いていました。
以前、拝金主義を唱えていた堀江貴文さんが脚光を浴びていた頃、
ある出版社が堀江貴文さんの成功物語を出し、新幹線の中から編集長を怒鳴りつけていました。


そうした私の動向に対して、パナソニックの谷井4代目社長から京都・嵐山の料亭でたしなめれられました。
「田舞君な、短気は損だぞ。僕もな若い時は短気やった。一緒にがまんしようや」
この優しいお言葉を忘れることはありません。


現在、政府が「働き方改革」を進めようとしていますが、
元日の日本経済新聞の第一面は「当たり前」もうない。逆境を成長の起点に でした。


我われ中小企業には厳しい年を迎えることになりますが、
学習する組織になっている企業様にとっては、非常に大きなチャンスの時代です。
今年もよろしく頑張りましょう。


私が書き進めている、月刊『理念と経営』の「働き方改革」に対する原稿の一部分です。

「安易な書物がたくさん出版され、いかにも気楽に幸福が手に入るような広告がいっぱい目に入ります。
 しかし、私たちの人生には明確な法則があり、どんなに幸福の方法を考えても努力しない限り生じてはこないのです。

 どんなに才能に恵まれた人でも、
 努力を怠った人で真に幸福を手に入れた人はいないのです。

 私は一〇一歳で天寿をまっとうされた伊與田覚先生に、
 「偶々(たまたま)得るを幸(こう)と謂(い)い、自ら得るを福と謂う」と強く教えられました。

 幸福の幸は脆く、偶々ふって湧いたように出てきてはすぐに逃げていく性質をもっています。
「福」は偶然には生まれてきません。努力の量しか生ぜず、かつ試練を与え我われを試した上で受け取れるものなのです。

 なぜ、精神的回復力が必要かと言えば、困難を乗り切る時とか、逆境にジッと耐えるとか、
 負けそうになったり、実際に挫折から起き上がる時に必要なものです。

 我々の世代は、
 1.根性 2.精神力 3.自立心 4.執念だとかは、
 親の躾教育や、学校の教育(知育・体育・徳育)や、仕事を通して厳しく育てられました。

 現代の教育観からすれば「古臭い」と言われがちですが、
 日本本来の精神文化が、アメリカに渡って横文字にして説明されるとみんなが納得するのです。
 現代日本の軟弱性を顕わす一つの事例とも言えます。・・・・・・・」


3月までに働き方改革実現会議で示された実行計画動き出すと、我々中小企業はさらに厳しくなります。
非常に感動したのは、電通に対する田原総一郎さんのインタビューでのコメントでした。
「今の電通は日本社会の縮図で、日本企業の仕事の進め方自体を変える必要がある」
さすがは大御所ですね。一言の批判もなく「大局的」に発言されていました。これを見識というのでしようね。


さて、原稿を書き、高校一年の孫と「教育とか生き方」についてディスカッションしました。
横で中学一年生の弟と、その横に小学校三年生になる長男の孫が座ってくれていました。


祖父である私の役割は、強制ではなくソフトに「孫」を健全な価値観の持ち主に導く事だと思います。
高校一年と高一や3年生の孫は子供論語塾で「大学」「論語」を学んでいますので、
「明徳って何?」と質問しながら楽しみました。


久しぶりにぐっすりとたくさん眠りましたので頑張ります。
今年もよろしくご支援下さいませ。

田舞徳太郎
 
■■■■■■■■■■ 田舞徳太郎がお勧めする研修 ■■■■■■■■■■

  ( 詳しい説明をご希望の方は、info@nisouken.co.jp にご返信下さい )

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●田舞徳太郎の可能思考研修 特別基礎コース

    東京研修センター:3月 3日(金)~ 5日(日)
  福岡研修センター:5月19日(金)~21日(日)
  大阪研修センター:5月29日(月)~31日(水)
   詳しくは=> http://goo.gl/BTDZpW
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■日本創造教育研究所 創業30周年記念 新春経営者セミナー
  日 時:2017年1月18日(水)・19日(木)
  テーマ:『王道の経営~真価に挑む~』
会 場:グランドニッコー東京 台場(旧ホテル グランパシフィック LEDAIBA)

◆講師紹介(講演順)
1.高 田  明氏 株式会社ジャパネットたかた創業者
2.丹羽宇一郎氏 伊藤忠商事株式会社 前取締役会長
3.渡邉 美樹氏 参議院議員・ワタミグループ創業者
4.及川 智正氏 株式会社農業総合研究所 代表取締役社長
5.石坂 典子氏 石坂産業株式会社 代表取締役
6.大塚 宣夫氏 医療法人社団慶成会(青梅慶友病院・よみうりランド慶友病院)
会長

◆第6回「心に残る、ありがとう!」体験談 公開選考会・贈賞式

◆分科会(五十音順)
1.重道 泰造氏 株式会社アイグラン 代表取締役
2.住友 達也氏 株式会社とくし丸 代表取締役
3.箕田 順一氏 株式会社ミノダ 代表取締役
4.山本 梁介氏 株式会社スーパーホテル 会長

  超豪華講師陣による魂のこもった講演!乞うご期待!!
   詳しくは=> http://goo.gl/jtdFQB

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●可能思考研修 基礎コース(SA)

    1.大阪研修センター        1月13日(金)~15日(日)
                                1月23日(月)~25日(水)
                                2月 3日(金)~ 5日(日)
                                2月13日(月)~15日(水)
                                2月27日(月)~3月1日(水)
                                3月10日(金)~12日(日)
                                3月27日(月)~29日(水)

    2.東京研修センター        1月13日(金)~15日(日)
                                1月23日(月)~25日(水)
                                2月 3日(金)~ 5日(日)
                                2月13日(月)~15日(水)
                                2月20日(月)~22日(水)
                                3月 3日(月)~ 5日(水) 講師:田舞徳太郎
                                3月21日(火)~23日(木)

    3.福岡研修センター        1月13日(金)~15日(日)
                                2月 3日(金)~ 5日(日)
                                2月20日(月)~22日(水)  会場:タイセイビル(福岡市中央区)
                                3月10日(金)~12日(日)

    4.名古屋研修センター      1月13日(金)~15日(日)
                                2月 6日(月)~ 8日(水)
                                3月 6日(金)~ 8日(日)

  5.札幌研修センター        1月27日(金)~30日(日)

     詳しくは=> http://goo.gl/tKcGm7

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【新研修】
●Theマスター・コミュニケーション6か月プログラム(2日間×6か月)
  志を高め、人格を育み、人を育て、業績を上げるために必要な、
  社長・幹部のコミュニケーション能力を高める新プログラム

  大阪研修センター :2月 7日(火)~
   詳しくは=> https://goo.gl/tWvqGa
───────────────────────────────────
●業績アップ6か月研修 (月2日×全6回) ※第1講のみ3日間
  理論を学び自社で実践し、6か月間で業績の上がる企業体質へ変革します。

  大阪研修センター :1月25日(水)~
  名古屋研修センター:2月 1日(水)~
   詳しくは=> https://goo.gl/9kgfd0
───────────────────────────────────
●マネジメント養成6か月コース (月2日×全6回)
  マネジメントの基礎理論を学び、PDCAサイクルを身につける研修です。

  東京研修センター :1月23日(月)~
  福岡研修センター :1月26日(木)
  広島営業所    :1月30日(月)
   詳しくは=> http://goo.gl/oJnNps
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●第24期起業家養成スクール(1年間のうち、計104日)
  後継経営者が本物の経営スキルを習得するためのカリキュラム。

  会場:大阪研修センター他:1月28日(土)からスタート!
   詳しくは=> https://goo.gl/tfM9Ms
───────────────────────────────────
●経営理念塾(月1日×全6回)
  経営理念を基本から学びます。経営理念を作成し、社内への浸透も行います。
 (理念なき経営は罪悪を生み、経営なき理念はたわ言である)

  大阪研修センター:2月22日(水)~
   詳しくは=> http://goo.gl/yhRz8W

◎サテライト研修は、札幌・福岡・広島・名古屋の各センターでの受講です。
※サテライト会場で受講の場合は理念の添削がございません。
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●社長塾 (月1日×12か月)
  社長の一念、社長の胆識が企業の盛衰を決める!
  経営者としての格を高める1年間です。

  京都・霊山歴史館:3月24日(金)~
   詳しくは=> http://www.nisouken.co.jp/000040.html
───────────────────────────────────
●2017年版(OJTに最大活用をして下さい)
 「理念と経営」コーチング型カレンダー
 「理念と経営」手帳 ※数に限りがありますので、ご注文はお早めに!

   詳しくは=> http://goo.gl/D8hUni
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●日創研の朝礼見学会 参加者大募集中!【無料】

  朝礼のマンネリ化にお悩みの方、職場のモチベーションアップを図りたい方。
  『13の徳目』を活用した日創研の朝礼を是非ご見学ください!

  お申込はこちらから!
   => https://goo.gl/RdDxn6 
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配信停止をご希望の場合は、お手数ですが件名に「田舞通信配信停止希望」と
ご記入いただき、ご登録アドレスとお名前をinfo@nisouken.co.jp宛に
お知らせください。

■■■■ 田舞徳太郎通信 ■■■■■■■■■発行:日本創造教育研究所■■■

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓『事業経営で一番大切なこと』

「事業経営で一番大切なことは、すべての関係先と、共に栄えていく共存共栄の精神である」
 と、松下の基本理念として大切にしてきました。

 他人だけの不幸があり得ないと同様に、自分だけの幸福もあり得ないと、
 幸之助は共に栄え行く道を終生求め続けたのです。

 事業経営で一番大切なことは共存共栄の精神です。」

                               木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)

 

メールに返信が出来ていません。お許しくださいませ。
なお、経営相談に関しては、浜本にご連絡下さい。電話「06?6388?7741」


1)
たくさんのメールを頂いていますが、返信が出来ておらず誠に恐縮です。お許しください。
来年に向けての仕事が溜まっており、あっという間に時間が過ぎます。


2)
さて、一昨日は第23期起業家養成スクールで56kmの「六甲全山縦走」を行ないました。
毎年、ゴールへ迎えに参りますが、彼ら彼女たちの姿がヘッドライトの灯と共に近づいてくると、
若者たちの素直に挑む心根に感動します。よく頑張りました。


3)
起業家養成スクールOBも多くが応援に駆けつけてくれ、起業家チューターの方々も必死にサポート下さいました。
23期生も人物的に随分と大きくなりましたが、その中でも紅一点の小川さんは56kmの縦走も大したことではなかったようです。


4)
彼女は今年大学を卒業したばかりですが、
大学生活の最終年度と起業家養成スクールを見事に両立させ、いつも笑顔で盛り立ててくれました。
学生時代からアスリートとしてハードな訓練をこなし、400mリレーでは大学新記録を持つだけに、準備は既に出来ていました。


5)
私は口癖のように、何かあった時の「準備」を口癖のように言いつづけています。
起業家16期卒業の廣井君は、7年前の起業家養成スクールで作成した新工場の方針を、
2億5,000万円かけて完成させ、親孝行をしています。


6)
廣井君の社業は一般的に不況業種に分類されますが、
彼はニッチャーの戦略を徹底し、お父様の時とは異なる「ターゲット顧客」に絞り、
まさに、日創研で学んだことを具現化しています。
能勢鋼材の能勢社長も航空機でおなじみのボーイング社との取引開始です。


7)
年末ということで色々な会員企業様から業績の報告を頂きますが、学びの時間と業績は正比例しますね。
やはり、常日頃から「準備」していないと、いざという時にチャンスをつかめませんし、危機を回避できません。

 

8)
同じく一昨日には、北九州の飯野さんにお電話しました。
福岡初開催の「ケースメソッドで学ぶ幹部育成セミナー」の教育ケースご提供のお願いのためでしたが、
日創研経営研究会でもご活躍ですが、素晴らしい業績を上げ、海外戦略をお聞きしました。


9)
今年も業績アップ上級コースでコア・コンピタンス経営を学ばれ、
来年はご兄弟で「Theマスター・コミュニケーション6か月プログラム」にもご参加くださいます。
ご参加される方々の名簿を見ると、まさに私よりもご立派なコミュニケーションのマスターの方々ばかりです。


10)
Theマスター・コミュニケーション6か月プログラムは、
お陰様ですでに定員まで残り10数名となり、ご支援に心から感謝を申し上げます。
ご多忙の中を、「この方は友情ご参加だよ・・・」などと、担当者と打ち合わせをしていますが、心からお礼を申し上げます。


11)
私は何でも本音でズバッとコミュニケーションを取り、その本音で発言することで、日本青年会議所でもご評価頂きました。
「一言一言、文句が出ないような模範解答をするようでは駄目だ!」という、尊敬する経営者のお言葉を信じています。
特に今年は、スタンフォード大学へ行く前と同じような危機を感じており、苦しい胸のうちをお聞きするとしんどいです。


12)
お釈迦様は、「沈黙している者も非難され、 多く語る者も非難され、 少し語る者も非難される。」と、
人間社会の厳しさを述べています。

現在、安倍内閣で設置された「働き方改革実現会議」で、
「同一労働同一賃金」の導入について議論が行なわれています。

 

12)
総務省の調査では、国内の非正規労働者の数は年々増え続け、
去年1年間の平均では1980万人に上り、労働者全体の37.5%を占めています。

一方、厚生労働省によると、フルタイムで働く人の賃金を比べた場合、
去年の平均で正社員は月給32万1100円だったのに対して、非正規労働者は20万5100円と、大きな差があります。


13)
厚生労働省が所管する団体の5年前の調査では、賃金の格差の理由について複数回答で企業に尋ねたところ、
「責任の重さが異なる」という答えがおよそ68%と最も多く、
次いで「中長期的に役割や期待が異なる」と「正社員には一部質の異なる仕事がある」がいずれも34%、
「ほかの事業所への異動がない」という回答も20%に上っています。


14)
問題は、こうした状況は経営者が創りだしているということです。
政治・経済・社会・新技術など、我われ中小企業を取り巻く環境は日々厳しさを増す中で、
危機感の欠如は必ず準備不足を招くのです。


15)
ある方の新事業参入について、納得してもらうために、その方のために向けた講義もしましたが、
本当に教育とは何か?をつくづく考えさせられた一年でもありました。
大いに反省したり、書物を読み直しては「気を取り直したり」でした。


16)
でも、一昨日のように青年経営者予備軍の発表を聞いていると希望が湧いてきます。彼らの純粋な言葉に励まされます。
「山は登るときはきついけれど、下りはアッという間で、経営と同じだと感じました」
「明確な到着地点という目標があるから、途中で投げ出しそうになっても歯を食いしばって歩きました」


17)
今の若者たちは健全です。静かに発表を聞きながら、その素直さに感動しました。
そして、それを駄目にするのが我々大人なのだという反省も伝えました。


18)
小成に甘んじて横道にそれて、それで業績を聞くと赤字すれすれまで来ている会社もあり、ご子息が気の毒になります。
あるいは、変なプライドをもって、ちょっとした言葉に反応する社長もいます。
日本のプライドと英語のprideを賢慮して下さい。

 

19)
さて、過日は京都で開催した社長塾の翌日に、故・伊與田覚先生のご自宅にご挨拶に参りました。
たくさんの伊與田覚先生のお写真をお預かりして、それを1月の社長塾で先生の人となりをお話したいと思います。


20)
伊與田覚先生は教師をされておられましたが、疎開先で「私がこの袴を脱いで召集されたら日本が敗けた時です」と、
子供たちに日頃から言われておられたそうです。そして、敗戦後に、自分の教師としての「節」を曲げずに辞職されたのです。


21)
改めて、若い時から素晴らしい恩師にお出会いさせていただき、この13年間は伊與田覚先生にお教えを頂きました。
なぜ、人間は自惚れて「自信過剰になるのか?」。アメリカの実験の結果がありますが、
理由は、大人になったりすると、子供の時に比較し、????ってくれる人がいなくなるからだそうです(アメリカだと信じるでしょう)。


21)
こんな私が「中小企業の活性化」一筋に頑張ってこれたのは、みんな恩師からの叱責とお教えがあったからです。
伊與田覚先生に教育の悩みをお尋ねすると、「どんなことでも批判する人はいるのです、その時こそ!」と、
「中庸」の章をお教え頂き、あらためて、自分の「寄る辺」を学びました。


22)
起業家養成スクールでご講演頂いた山之上社長のお話で、「15億の売り上げで6億の利益」というご報告を頂きました。
アンの築林社長、武蔵境自動車の高橋会長、ボクデンの景山社長、本当に素晴らしい経営者の方々に囲まれ、
起業家養成スクール生と共に、皆様方のご友情に心励まされます。


23)
2月からの「THEマスターコミュニケーション6か月プログラム」、同じく「大阪経営理念塾」、3月からの「社長塾」と、
至らぬ私の言葉をお聞き下さることに重ねてお礼を申しあげますと共に、若者たちの純粋さに心打たれた一日でした。

最後に8TTコース修了の阪本享三様の奥様の阪本陽子様(享年68歳)がお亡くなりになりました。

心よりご冥福を祈念します。

田舞徳太郎
 

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓『お客様のためという素直な心』

 自己中心の経営姿勢は覇道に近いというのが、幸之助の教えでした。

 お客様のためという信念から出た呼びかけでなければ、
 内なる強い説得力は生まれてこないのです。

 日常の何気ない出来事の中にも、
 他人を思いやる気持ちが大切であり、
 そこに王道の経営の強さがあるのです。

 お客様のためという素直な心が、理想の灯りを点すのです。」
                                    木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)


メールの返信が出来ておりません。お許しくださいませ。心からお詫びします。
なお、経営相談は06?6388?7741の浜本まで連絡を下さい。早急に対応します。


1)
伊與田覚先生が11月25日にご逝去され、お通夜と告別式がしめやかに執り行われました。
北海道、東北、関東、信越、北陸、東海、近畿、山陰、四国、九州など、
日本全国から伊與田覚先生を慕う京都・社長塾の方々がご参列されました。心からお礼を申し上げます。


2)
パナソニックの谷井昭雄四代目社長様もお見えになり、心からのご哀悼のお姿に、改めて偉大な人物の所作に感動しました。
松下幸之助翁とも伊與田覚先生はご親交があり、松下幸之助商学院の北山元学院長もご参加でした。


3)
臨済宗のご住職様(東福寺・霊源院)が、心を込めて読経されながら、途中「修己治人に執して・・・・」と述べられました。
東福寺は伊與田覚先生の奥様のお墓があるお寺ですが、
奥様が亡くなられてから喪が明けるまで、先生は必ず社長塾の途中に立ち寄られ、お参りをされていました。


4)
私も当然のことながら、雨の日も雪の日も先生のお手を取りながらお墓までお供をしました。
3年間の喪が明けるまでの時間は、四書五経の師というだけではなく、父に縁の薄かった私には心洗われる「慈愛の時」でした。


5)
坂村真民先生もそうでしたが、ご一緒に歩きながら日に日に先生の息が荒くなり、お寺の門を入ってから出るまでは、
お嬢様やお孫さんとご一緒しながら気が気ではなかった事を思い出しました。
ご自分の妻に敬虔に喪に服される姿も「礼」なのですね。


6)
社長塾だけではなく、何かあると伊與田覚先生のご自宅にお邪魔しては、色々とご教授頂きました。
告別式には、先生が小学校の教師だった時代の教え子さんもお見えになられ、久しぶりにご挨拶をしました。


7)
ご縁を頂いてわずか13年間のご指導でしたが、私には生き方の模範となる偉大なる恩師でした。
伊與田覚先生は、司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」がお好きで、ドラマの主題曲の「stand alone」が流れると、
タクシーの中でも、ご自宅をお暇する時でも、いつも日本の未来を憂いておられた先生の深い念いが、思い起こされ涙が出ました。


8)
喪主であるご長男様が、伊與田覚先生の生い立ちをご挨拶で為されましたが、
7歳の時に亡くなられたお母様が、「この子は、大きくなったら先生にするのよ」と言っておられたそうです。
高知から大阪府池田市の池田師範学校に入るいきさつも心に響きました。


9)
今のように飛行機もなく、志高く大阪を目指された伊與田覚先生の少年期のお気持ちは、いかばかりだったかとご推察します。
師範学校は戦後に大阪教育大学となり、現在は市民病院になって、自宅から銭湯に向かいながら師範学校跡の前を走りました。


10)
18歳で修養団の蓮沼門三先生のお弟子さんになられ、20歳の時、大阪の池田市から歩かれて箕面まで行き、
そこで安岡正篤先生とお会いされたのです。新稲という私の自宅から5分の場所ですが、ご案内すると「ここだ」と大声を出され、
私の車から降りて、奥様の制止を振り切られて、思い出の場所を必死に探しておられました。


11)
昭和10年、当時血気盛んな伊與田覚先生は、20歳ながら安岡正篤先生の講義に猛然と異議を唱えられた事もありました。
しかし、そんな伊與田覚先生のお姿を、周囲がなだめながら、かつ安岡正篤先生の人物の大きさでしょう。
安岡正篤先生は笑顔で受け入れられたのです。


12)
告別式が終ると、社長塾の皆様方にたくさんご参加いただき、社長塾を「伊與田覚先生を偲ぶ会」として執り行いました。
大阪センターの会場一杯にご参加されて、いつものように「伊與田覚先生のお言葉」をお聞きし、
私の先唱で学而第一を全員で素読しました。


13)
私も冒頭でご挨拶をさせていただきましたが、
伊與田覚先生がよくお話し下さった『中庸』第14章「君子は其の位に素して行い、其の外を願わず」の下りをお伝えしました。
「田舞さんね、人間はその立場立場で懸命に物事に取り組み、その外を願ってはうまくいかないのだよ」と、諭されました。


14)
私が理解出来ずにいることを察して下さり、質問にも本当に丁寧に、我が子を諭すようにお話下さいました。
ただ、最澄さんと空海さんの件でお尋ねした時には、毅然と「体験しなければ伝えられないのだよ」と厳しくお答えなさいました。


15)
最澄さんは比叡山をお開きになり、法然上人、親鸞上人、日蓮上人、道元禅師など多数の方々をお育てになり、
仏教を大衆に教えてはならないという幕府のお達しの中、色々と悩める衆生に啓蒙をされていました。


16)
一方、空海さんは私の故郷のお寺から中国に渡られ、そこで密教を身につけて帰国され、高野山を開創になりました。
最澄さんは丁寧に空海さんに教えを乞うのですが、なかなか教えてもらえず疎遠になります。私はそのことをお尋ねしたのです。


17)
日創研の研修でも、理解しにくい部分は言葉ではなかなかお伝えしても分からないところがあります。
基礎コースなどは「気づき」がテーマでも反発を買ったりしますが、可能思考教育の「体験学習」の難しさを痛感するだけに、
伊與田覚先生の毅然としたお言葉がよく分かりました(ただ、この時はお声も厳しく、理解するまでは考え込みました)。


18)
東証一部に上場された阿波製紙の三木社長が、途中でお帰りになるのでお言葉を頂戴しましたが、
第一回目の社長塾からご参加で、曲阜や夫子堂など、孔子さまゆかりの土地を伊與田覚先生ご夫妻とご一緒に旅しました。


19)
皆様で、伊與田覚先生の思い出をディスカッションして頂きましたが、色々な事が思い出されたのでしょうね。
涙ながらにお話をされている方もあり、数人の方々に発表を頂きました。特別参加して下さった北山先生にもお話し頂きました。


20)
北山先生は現在、箕面「学問の道・時習堂」の館長をお願いしていますが、平成こども論語塾で伊與田覚先生の志をご継承されています。

北山先生の思い出のお言葉として、
1.法ある時は法に従い、
2.法なき時は慣習に従い、
3.慣習なき時は情理に従う、

伊與田覚先生の教えを噛み砕きながらお話頂きました。


21)
その後、11月5日にお邪魔して、私の質問に伊與田覚先生がお答え下さったDVDを上映して皆でご生前最後のお姿と、
一言、一言、噛みしめながらお答え下さる誠実なお姿に全員が感動されていました。
伊與田先生がお元気な頃の記録をたくさん遺していますので、今後、編集した動画を講座中に上映する計画です。
偲ぶ会の最後にまとめのDVDを上映し、夕方6時頃には「仰げば尊し」を全員で唄って終了しました。


22)
正直、第14期の社長塾は悩みました。
結論としては、伊與田先生のお嬢様にお許しを頂いて、
「伊與田覚先生に学んだ社長塾」として、来年3月から伊與田覚先生のお志とお考えを不肖の私が受け継ぐことにしました。


23)
非常に重圧を感じておりますが、第13期を任せて頂く折、
「君には君の苦労もあったのだから、その体験を柱にしなさい」とも仰っていただき、
これも天命であり、試練であると受け止めています。


24)
幸いにして、私が以前学んでいた書物を、伊與田覚先生も参考にされていました。
2月から新しい「Theマスターコミュニケーション6か月プログラム」もあり、
天より与えて頂いた使命を全うしてまいります。


25)
禅の師である田里亦無先生が亡くなられた時、仲間とご一緒に「正法眼蔵・現成公案の巻」を大声を上げて合唱しながら、
田里亦無先生のお棺を運びました。師縁を大切にすることを身をもって体験し、
そうした学びから、伊與田覚先生にも、論語「為政第二」の「思い邪(よこしま)無し」の気持で仕えて参りました。


26)
どんなに阿っても、恩師は些細なことでも見破ります。まさにこの13年間は伊與田覚先生に鍛えられた貴重な時間でした。
19歳の折に読んだ「サルトルとボーヴォワールの対談」を思い出します。

「最初から立派な人間はいない、立派になりたいと願って、日々立派になるための努力をして、やがて人間は立派になっていくのだ」

日々精進して、伊與田覚先生のお教えを中小企業の活性化としてお伝えしていきます。

合掌

田舞徳太郎

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓『自分の殻から飛び出せ』

 私が悩んでいる時、幸之助が励ましてくれました。
「悩むのも大事だが自分の殻に閉じこもったら負けやで。素直に人の教えを乞うことも大事やで」

 失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れたいものです。
 悩みから逃避するのではなく、悩みがあるから生きがいがあるのだと考えれば必ず道は開けます。」

                         木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)


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なお、経営相談は06?6388?7741の浜本まで連絡を下さい。早急に対応します。


1)
一昨日の夜に長野の講演から帰阪し、ホテルに着いてから12月の田舞塾の教育ケースのチェックと設問づくりでした。
印刷業の経営革新がテーマですが、ケース提供企業のアイキャッチの山口社長が起業家養成スクールを卒業した後も、
業積アップ上級コースでコア・コンピタンス経営などを学んでいるだけに着目点が良いです。


2)
過日の日創研経営研究会の特別研修でもお伝えしたように、全ての既存事業のビジネスモデルが大きく変わります。
コア・コンピタンス経営は先回り経営でもあり、5年後はこうなるであろうと仮説を立てて、
その仮説に基づき、自らの既存モデルを破壊していくのです。単なる改善だけでは太刀打ちできない時代です。


3)
今日からの田舞塾は「海外戦略」と「コア・コンピタンス経営」がテーマですが、12月は「経営革新」がテーマです。
山口社長が猛烈に経営革新に挑んでいますが、福島君がまとめた40ページ近い文章をチェックしながら、
こうした若い社長たちがいることを誇りに思います。


4)
山口社長は起業家養成スクール時代から血気盛んでしたが、単に親のすねかじりではなく、卒業後も真剣に学んでいます。
印刷業は久しく不況業種と言われ、TKCの黒字企業の数字でも、一社当たりの平均利益はわずか80万円です。


5)
お父様の山口会長もご立派で、自己資本比率も75%あり、経常利益率も5年連続10%を超えています。
しかし、その上に安住しないところが、現社長の素晴らしいところです。彼には事業経営に対する真摯さがあります。


6)
ときには、今でも電話でお説教したりしますが、果敢に「経営革新」に挑む姿から多くの経営者は学んで頂きたいです。
才能ではなく危機感があるかないかで決まると思います。起業家精神を喪失した日本ですが、若者を育てなければなりません。


7)
さて、京都を本社とする「ハウスドゥ」さんが、12月8日に東京証券取引所の一部への上場が決まりました。
安藤社長には23年前からお世話になっていますが、安藤社長が受講されたLTコースは、大阪センターの澤田さんが担当でした。


8)
彼女に当時の安藤社長のことを聞くと、凄い成果をつくるタイプで「この人、何者?」という印象だったようです。
日創研を信じて下さり、リーマンショックの時には経営危機もありましたが、経営革新をしての上場です。


9)
今年は阿波製紙さんも東証一部に上場されましたので、ファシリテーターの山内さんのご子息にお願いして株式を購入しました。
ハウスドゥさんの株式も購入しますが、FC加盟店になった日創研の会員企業様は、しっかり利益を上げておられます。


10)
ロシアの文豪トルストイの言葉に「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない」があります。
他人の不幸の上に自社の幸福を築くのは虚業であり、教育業も一部その側面があることを私はいつも気にしています。


11)
もしも間違えて教えてしまって、それで勘違いしたご受講生を間違えた方向へ導いたとしたら、まさに最悪の状況です。
ご受講料を頂戴しながら、本人をだめにし、挙句の果てに間違えた方向へ進んだでは、虚業では済まされないです。


13)
実際に「困った企業を救済する」などの謳い文句で、資金繰りに行きづまった会社から高額のコンサル料を取るとは、
これは人の道に外れた、最悪のものです。なぜ、たくさん存在した消費者金融がだめになったか?
それは人の弱みにつけこんだビジネスモデルだからなのです。コンプライアンス違反の非道徳的なものは長続きしません。


14)
私は安倍政権の労働規制の厳しさに、中小企業の行く末を案じていますが、悪質な会社があることも事実であり、
そうした企業はいずれ淘汰されると思いますし、社員さんを泣かせておいて、社長は遊び歩くなどは言語同断です。


15)
月刊『理念と経営』12月号企業事例1に掲載された、関家具の関社長の考え方に感動しました。
ニトリなどの数社で独占状態である家具業界にあって、創業48年で一度も赤字がなく、売上も149億円にまで発展しています。


16)
ちょうど、金沢の喜多ハウジングさんの思想に似ており、まさに「コア・コンピタンス経営」を実践されています。
特に「株式会社関家具経営の心得13か条」には、強い強い共感を感じました。一部だけご紹介します。

1.経営者は一年365日ハードワーク。
2.棺桶に片足を突っ込み、後の片足を突っ込む寸前まで火の玉の様に生きる。
13.会社を潰すな、油断をするな、危機意識、緊張感を常に持て。      などです。


17)
現在、83歳や79歳の方々も働いており、真の企業経営を貫いておられます。
関社長の「座右の銘」は、平安時代の闘戦経(とうせんきょう)の冒頭の「心に武(ぶ)を秘めているか」の言葉です。
早速、京都の社長塾か田舞塾で講師としてお呼びしたいと思いました。


18)
東証一部上場企業は、アイ・ケイ・ケイさん、阿波製紙さん、ハウスドゥさん含め計5社ですが、
皆様方に共通なのは、「心に武(ぶ)を秘めているか」という自分への厳しい問いかけです。
立ち止まることが出来ず、常に経営革新が求められています。


20)
以前、社長塾で学んでいる「中庸」の、「君子は、その位に素してその外を願わず」の文章を述べましたが、
我われ中小企業経営者は、あまりにも多くの事を願いすぎています。金、名声、地位・・・そして本業を疎かにしています。


21)
一昨日の長野の講演では、
1.職場を楽しいものにする
2.チームで仕事をする仕組みをつくる
3.Our Company(我われの会社意識を各々が持つ)
4.Do Your Best(結果にコミットする)
5.上達する(現状維持で満足しない)

この内容でお話しする予定でしたが、1と5を強調しました。


22)
長年苦境にあったK社長も、ようやく75%の現金取引をするところまで経営革新されました。
TT卒業で随分お世話になっただけに、メールのやりとりをしながら相談に乗りました。
日創研経営研究会の会員継続の相談も受けましたが、私は「これが支えだから待とう」とお願いしました。
一昨日のお話では今は乗り切ったようです。


23)
昨日はホテルで一日を過ごし、12月の田舞塾の設問を終え、京都・社長塾のレジュメもつくり、
鍼を打って、読書に時間を使い、有意義な至福の時でした。

32歳の時、このホテルの大宴会場で、2,500人を前にしてお話しされたサントリーの佐治敬三さんを思い出しています。
そこで押しかけてご縁を頂き、調理師学校や日創研設立に応援頂き、今も月刊『理念と経営』でお世話になっています。
誰に出会ったか?出会う前にどんな問題意識や苦悩を抱えていたか?人生の幸不幸はすべて自分の内側にあるのですね。


田舞徳太郎

 

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓『混合されてこそ調和がとれる』

「何事にも差異があって当然である。
 それぞれ異なるものがバランスよく、混合されてこそ調和がとれる。
 世の中のもの、すべてがオンリーワンです。
 その一つひとつが、コラボレーションされて、社会が成り立っています。
「矛盾を矛盾としないようにするのが、真の経営である」とよく幸之助に言われました。

会社が良くならないのは、矛盾をそのままにして経営しているからなのです。

                             木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)


メールの返信が出来ておりません。お許しくださいませ。心からお詫びします。
なお、経営相談は06?6388?7741の浜本まで連絡を下さい。早急に対応します。


1)
松下幸之助翁は、「矛盾を矛盾としないようにするのが、真の経営である」と言われていたようです。
会社が良くならないのは、矛盾をそのままにして経営しているからなのですと、木野親之先生も述べています。


2)
昨夜は偶然にも、その矛盾を解決して成長している「道頓堀ホテル」さんの新しいホテル「ザ・ブリッジホテル」の前を通りました。
本当の用件は、今年の9月に創業7年で東証マザーズに上場した「串カツ田中」のお店の視察でした。


3)
パワーポイントをつくりましたが、再度視察して「果たしてこの会社がどこまで伸びるか?」のチェックでした。
FC展開に切り替えましたが、上場しても、企業は、1.魔の川、2.死の谷、3.ダーウィンの海を繰り返します。
企業経営は、順調な時ほど慎重さが要りますから、あえてチェックに参りました。


4)
音羽の時代には、よく現場を回りました。
そして、臨店には「思考の質」が必要であることを同行してくれた新入社員の神永君にも伝えました。
色々な人が「ベンチマーク」などと言いながら、夜は話題が変わってワイワイガヤガヤしています。
まるで、旅行気分です。思考の質が低い証拠です。


5)
「いいか、神永君。思考の質以上には人間も経営も人生もうまくいかんぞ!」と、お店の観察方法を伝えました。
串カツ田中では「ちょっとしたイベント」を店員さんがされていましたが、
「この店のターゲット顧客はどんな人だと思う?」まさに、企業内コーチング」でいう質問です。
私はこうやって現場を見せて「新入社員さんをコーチング」しています。


6)
「明確に経営知識がない人は、何回ベンチマークしても、その会社の戦略は理解できないのだよ!」とも伝えました。
そして、企業経営の危うさともろさをティーチングで伝えて、部下を丁寧に育てていくのです。寸暇を惜しんで行うことです。


7)
その串カツ田中から、わずか40mの所にザ・ブリッジホテルがあり、「一度入ってみよう」と三人で立ち寄りました。
何とフロントに橋本明元専務がおられ、色々な説明をして下さいました。36億円かけられて、見事な顧客志向のホテルです。


8)
先般の29TTコースでは、
「皆さんね、これからはホテル経営は、エアビーアンドビーのビジネスモデルに淘汰されるよ!」と講義しました。
色々なホテルが、インバウンドブームで沸いていますが、すでに昨年対比の稼働率はマイナスです。民泊の出現が原因です。


9)
エアビーアンドビーのビジネスモデルは、
世界191カ国に、ビレッジやお城や民家を対象にして数百万人の顧客を持っています。
8年前は「そんなビジネスはうまくいかないよ!」と周りから言われていたそうです。
でもあえて「ブライアン・チェスキー」は挑みました。


10)
エアビーアンドビーはサンフランシスコが本社ですが、コア・コンピタンス経営を学んだゲイリー・ハメル教授は、
これからは「クリエイティブ・エコノミーの時代」と、現在は主張されています。既存企業は経営革新が第一なのです。


11)
しかし、橋本正権社長と明元専務ご兄弟は、すでに経営革新され、外国人観光客のみにターゲットを絞り込んだのです。
まさに、フィリップ・コトラーの競争優位戦略「STP」は完了させて、どこにも真似の出来ない「コア・コンピタンス経営」をされています。


12)
日創研をご受講される前からのお話も出ましたが、現在は全員が可能思考教育の「実践コース(PSV)」を修了し、
次の職能教育にどんどんご派遣されています。まさに「気づきの文化と可能思考能力の高い社風づくり」に成功されています。


13)
社員さんにもご挨拶しましたが、表情が他のホテルの方々とまるで違います。
5回も面接し、最後は現場で仕事をしてもらい、
それから、全員が「一緒に働いてもいい!」という、そういう評価をされた人でないと入社は許されません。


14)
なぜ、道頓堀ホテルが成功したのか?それは、まず橋本正権社長と明元専務ご兄弟の思考の質が高いことが最大要因です。
思考の質が低いと、行動の質も低くなり、結局、業績アップは望めないのです。社員さんには手厚い福利厚生の会社です。


15)
社員さんもやる気になり、現在は「業積アップ6か月研修」や「マネジメント養成6か月コース」
そして、橋本社長はファシリテーターをされながら「企業内マネジメントコーチング6か月プログラム」と、多忙な中を学ばれています。


16)
今日は、橋本明元さんの22TTコース修了生が集まり、新ホテルをご案内頂きますが、私も午後1時から参加する予定です。
真向かいにビジネスホテルがありますが、完全に差別化していますし、人財が学ばれており、経営感覚とサービスが抜群です。
「エアビーアンドビー」には絶対に負けないと確信しました。


17)
さて、29TTの芳野社長からの全体メールです。私の講義内容の真意をお汲み取り頂き感謝です。

芳野さんのメール

「最後の最後まで、浮つくことなく、真摯に取り組んで、方針書づくりをやり抜きましょう!
 そのための第8講であり、第7講であり、6、5、4、3、2、1講だと解釈しています。
 この学びを「経営方針書に落とし込むこと!」が大切だと思います。

 そこで、復習も兼ねて、第8講での田舞さんが仰ったことを記します。
 「段階的企業成長論」から抜粋です。

●本当の学ぶとは、自分の足らないことを知ることであり、それを学問というと言われた。

1.企業規模別でやらなければならないことがある。
2.今からはとにかく名誉職をやっている暇はない。
3.とにかく、時間を絞り込んで、絞り込んで企業経営に繋げていく。
4.絶対余分なことはやらない。それよりも社員さんとのコミュニケーションをとる。
5.そして、勉強する。群れを成したらだめ。私たちの仕事は業績を上げること。
6.苦労を買ってきたTTコース。無駄な苦労をしてはダメ。日創研には苦労しに来る。
7.我々は社会貢献せんといかん。立派な会社を創らないといけない。
8.仕組みにフォーカスを当てる。仕組みで考える。仕組みをどう創るかということが大切。

●なぜ、会社の問題は起きるのか?

1.TAでパーソナリティを診てきたが、今度はもっと深めなければいけない。PとAを上げる。
2.働いている人の「心の持ち方」である。社員さんの「心の持ち方」を変化していくようにする。
3.目的を明確にして、口実をつけないと社員さんは学ばないし真のコミュニケーションを取れない。
4.社長の社員さんに対するコミュニケーション不足だ。
5.勉強したら、復習する。予習する。エスケープしてはダメ。快を求めてはいけない。
6.我々がやることは企業経営である。。口先上手く経営したらダメである。

●上手くいっている企業の共通項

1.立派な人は、みんな心の持ち方、意識、発想、考え方から着手している。
2.心の貧乏人になってはいけない。心の持ち方が変われば、行動が変わる。
3.貧乏人はいつまでも貧乏人ではないんだ。貧乏人根性を捨てないと!

田舞さんも一日3食、食パンの端きれを食べていた。
食べながら「まずい」と思っていた。
食べながら「今に見てろ」「今に見てろ」と思っていた。

●社員さんが奮起するようなことをしなければならない。

1.社員さんが喜ぶ仕組みを構築すること。
2.希望をもたせて、問題意識を持つ。
3.経営の合理化と経営革新は違う。

●感性、理性、知性のバランスが大切だ。

1.蒔かぬ種は生えん!蒔かずに刈り取ることばかりを考えている
2.今日やるべきことは、どんな睡眠不足でもやる!という習慣を持てば、必ず成功する!(丹羽宇一郎氏)


18)
これは単なる借り物の理論ではありません。私は学者ではありませんし、実務の経営者です。


19)
29TTコースの最終日には、さらにまとめの記念講演をしますが、一つの能力を身につけるには1万時間必要なのです。


20)
TTコースだけで学び終わる人がいますが、多分わずかな時間だと思います。1万時間「企業経営」を学んで下さい。
つまり、思考の質(心の持ち方・意識・考え方・心の有り様)を高めない限り、今までの学びは無に帰します。


21)
何事も「原理・法則」があります。安易に稼げるビジネスはなく、あると思う「その思考の低さ」が成長の妨げです。


22)
橋本正権社長と明元専務も「Theマスター・コミュニケーション6か月プログラム」にお二人で参加されます。
日創研には、「三種類の成長モデル」と呼ばれる「社内面談制度」がありますが、誰もが出来る方法をご披露します。


23)
しかし、経営理念、使命・目的、明確なビジョンがなければ不可能です。
道頓堀ホテルさんの成長モデルも、この教育カリキュラムで図にして講義します。

全ては社長幹部の質が原因です。「成功の因も失敗の因もすべて社内」にあり、指導者の心の持ち方の質で決まります。

田舞徳太郎
 

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓(松下経営哲学)

「何度、失敗しても、もう一度勇気を失わなければ、必ずものになります。
 あまり恐れたり、心配しても、何の得にもなりません。
 それは、人間の可能性を狭めてしまうからです。
 失敗した本当の原因は、その人の心の中にあるのです。
 成功するために、心に理想の灯を点すことが大切です。
 心を思い切って変革することです。」

                        木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

 

1)
昨日は29TTコースで谷川 弘二先生による「経営改革」についての講義でした。
今年で85歳になられていますが、私が一番学べるのは、講義後の本音のお話です。
明日は伊與田覚先生のご自宅にお伺いしますが、講義とは異なり心に沁みます。


2)
その度に自分の教育力の足りなさに打ちのめされることがありますが、打ちのめされてこそ身につくものがあります。
人生も経営も、単に脳内の海馬(記憶の一時貯蔵庫)に入れるだけではなく、五臓六腑に入れてこそ、真に「腑に落ちる」のですね。


3)
今回は最後のまとめで、土光敏夫さんの「言葉」をお伝えしました。いつも持ち歩いているお言葉です。
「苦しければ苦しいで、貧乏なら貧乏で、しんぼうしながら、どうやって生きていくかが大事なんだ」
時習堂には、眼光鋭いお写真と共に、若き日に苦悩しながら「一冊の書物」で目覚められた履歴も私なりに紹介しています。


4)
この言葉は長年胸に秘めて、講演でも使ったことがないものですが、今日は230人の中の「一人」に伝えたかったものです。
「全部に分かるようなものでなくても、一人だけでも分かればいい」禅の師・田里亦無先生のお言葉です。


5)
さて、谷川弘二先生とお食事をしながら、必死でメモを取っていました。
谷川先生はいつも「今年が最後!」と言われますが、多分本音です。
今回は笑って見逃せない「内容」の、20か条にもわたるお話で、9つまでご紹介します。中小企業に関するものです。


6)
1.企業戦略の第一とは人財の競争である(大企業は有能な人材をもち、組織化されている・中小企業はバラバラ)。

2.今、企業は目先の利益に走り教育費を使っていない。

谷川先生には、日創研の会員企業様は、なけなしの分をはたいてでも教育されていますとお伝えしました。

 

7)
3.変化が激しく厳しい時代になる。今日の繁栄は明日につながらない。中小企業はそれに気づけ。

4.中小企業は危機意識が不足している。だから、創造性が生まれないのだ。

5.企業努力が100%報われない時代になった。より一層のものが求められている。


8)
谷川先生は、今の経営者は外部環境に振り回されていると言われながら、
「気の毒やけど「自助・自立」だけでは生き残れなくなっている、経営者も大変やわな・・・」と、しみじみと述べられました。


9)
6.わしとこは、こんなもんやとあきらめている。あかんわな・・・
このお言葉は、実際に現場を知る谷川先生の実感でしょう。
私も可能思考能力の重要性を30年間お伝えしてきましたが、可能性を信じた経営者は大きく飛躍していますから良くわかります。
あきらめている人は表情に出ています。ファシリテーターの方が、「田舞さん「表情」のことを言ったら?」とアドバイスを受けました。


10)
檜山講師も誠実なファシリテーターの方々の声を聞き、私に少し慎むようにと注意してくれました。反省です。
孟子はその人の考えや心の有り様は「面に現われ、背(はい)にあふるる」と、上に立つ者の「表情」の大切さを説いています。


11)
月刊『理念と経営』の社長力・管理力・現場力の三位一体論では、このタイトルで詳しく連載で書きましたが、
貴重な資金を投入されている派遣先様の社長の代弁者として、私はあえて批判されても一部の方々にはお伝えしています。


12)
特に厳しい時代がこれから来るわけですから、「巧言」ではなく、直球でいくところが私の課題なのですね。
昔は、企業の責任は、社員さんに「エンプロイアビリティー(雇用される側の能力)」を身につけさせなければならないと、
盛んにマスコミは報道したものです。現在はその声はなく、ただ、労働環境ばかりが話題になっています。


13)
真の教育とは、社員さんに「エンプロイアビリティー(雇用される側の能力)」を身につけさせることだと思います。
ユニクロの柳井 正さんの著書『一勝九敗』の中で、
経営者十戒の第六番目として「経営者は鬼にも仏にもなり、部下を徹底的に鍛え、勇気づけよ。」と述べておられます。
これだけだと不要な誤解を招く恐れがありますが、『一勝九敗』のご本を読むと、真の経営者の愛情が理解できます。


14)
週三日の休みを実施出来るのは、仕事能力を身につけた社員さんがいるからです。
柳井 正さんは、京セラの稲盛 和夫さんと同じように、松下幸之助翁から大きな影響を受けておられます。
「商売というものは真剣なものである。真剣勝負と一緒だ。」と述べていますが、いつも真剣な表情で生きられました。


15)
谷川弘二先生も「これからは難問題ばかりや、死線を超えた経営者でなければ生き残れん!」とお話されました。
お金も名誉も念頭にない方々の共通項は「未来の日本を憂いている」ということです。


16)
私などはその境地には至りませんが、TTコース中にある経営者の方に「経営者の幸福とは何ですか?」というお手紙を頂き、
その質問を読みあげて、「今の私には安易に答えられません。」と皆さんの前ではお伝えしました。
しかし、社長・専務会では、「社長の幸福は先憂後楽の境地だと思います!」と、分かり易くお伝えしました。


17)
経営者の任務は重く、10人の社員さんがいれば10の責任が生じ、100人の社員さんがいれば100の重責を担う気概が要ります。
安易に「自分だけの快に酔いしれる経営者」もいますが、楽あれば必ず苦がやってきます。これは法則だと思っています。


18)
7.基本・理論が明確になくて、中小企業経営者は無手勝流でやっている

この谷川先生のお言葉もズシリときます。雲の上の正論だけでは経営は出来ないという意味でしょう。
伊與田覚先生は「天が分かるようになりなさい」とお教え頂きますが、足元をしっかりと見つめるようにお諭し下さいます。


19)
8.鹿島建設は、自社で左官や大工さんなどの自前の職人教育をしている。下請けはしんどくなるぞ。

私は理念経営戦略セミナー(二日間)でも、大手企業が、今まで出していた仕事を内製化していく傾向を、
事例を上げながら講義をしました。どの業界も下請け企業は益々厳しくなります。


20)
昨日はある物流業界の方に、幹部として少し優柔不断なところがあると、TTコースの中で指摘しました。
日創研は単なる自己啓発をしているのではありません。トータルで社長力・管理力・現場力の三位一体を主張しています。
谷川先生が、質疑応答で「これからは荷物がなくなるぞ!」と、同じように警告されていました。


21)
9.中小企業の良さを出しきれていない。視野が狭く、他力本願をまだ考えている

このお言葉にも共感しました。
「自分の城は自分で守れ」と断言して、破たん寸前のトヨタを救った石田退三さんの言葉です。この気概が重要なのです。


22)
私のメモ帳には今日メモを取った20か条があり、いつも読み返している柳井 正さんの「経営者十戒」もあります。
会社には額に入れて飾っています。皆様には、71歳になってまでお説教か?と言われるかもしれません。
しかし、経営者十戒の10番目「素直な気持ちで、即実行せよ」と行動しなければ、チャンスの芽も失うことになります。

今回は、
「失敗した本当の原因は、その人の心の中にあるのです。
成功するために、心に理想の灯を点すことが大切です。心を思い切って変革することです。」と、
松下幸之助翁のお言葉を続けて記載しました。

私もさらに「心の持ち方・意識・考え方・心の有り様」を変革します。お互いに前向きに未来のための準備をしましょう。

29TTコースも残りあと一回ですが、すごく寂しくなります。

田舞徳太郎
 

●今日の教訓 『初心の感動』

 「日々新た」が幸之助の口癖でした。すべて最初の感激や喜びを思い出し、
 日々新たな気持ちでものごとに取り組めば、成功しないものはない、と考えていました。

 惰性に陥るのは人間の常です。惰性の中には知恵も創造性も出てこないのです。
 事にあたって、日々新たに初心の感動を思い起こせば、
 いつでも新たな知恵と喜びが生まれてきます。

                          木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

 

1)
東京の特別基礎コースが終わりました。
二日目の夜に、アシスタントの皆様とお食事をご一緒し、ディスカッションしました。
それぞれ32名の皆様の研修エピソードをお聞かせ頂きながら、その気づきの深さに感動しました。


2)
私の研修の基本ベースは、第一に「気づき」の重要性と、第二は「実践力」です。まさに鬼に金棒だと思います。
と同時に、人間力・考える力・仕事力・感謝力です。そして、日々の力は自己修養能力と感謝力です。


3)
最高の幸福は「感謝している時」であり、感謝を持っていれば自ずから努力してモチベーションを上げていきます。
基礎コースは、原因論と未来論という相対立するものを統合した教育カリキュラムを組んでいますが、
ある女性のアシスタントの方は、両親に対する不信感が、感謝するまでに高まったと発表しておられました。


4)
ご受講生の方々も全員が参加され、安心しました。「人を見て法を説け」が教育の原理であり、
愛情が基本です。そして、愛は知ることからはじまり、真の教育は「人間」を知るところから始まります。


5)
私は、前に出てもっと失敗するように、失敗した分が多いほど「気づき」も大きいことを力説しています。
早稲田大学創設者の大隈重信公が、当時の卒業生に送った名演説があります。

「諸君は必ず失敗する、随分失敗をする、又成功があるかも知れませぬけれども、
 成功より失敗が多い、失敗に落胆しなさるな、失敗に打勝たなければならぬ。」の言葉です。


6)
最近、私は可能思考能力の講義の中でGRIT(やり抜く力)という言葉を使っていますが、
GRITは「略称語」とその「訳文」です。
GRITの「G」はGUTSで「根性とか度胸」という意味です。
日本で「根性とか度胸」と言うと、昭和時代の「教育論」に聞こえますが、アメリカでは最先端の「人財育成論」です。


7)
今回も、テスラ・モーターズやスペースXのイーロン・マスク氏のミッションと、
彼が貧乏から這い上がった話をし、意図が10あれば方法は無限大に広がるという講義のエビデンスとして講義しました。
慶應義塾大学の4回生に知って欲しかったのです。


8)
まさに、GUTSの塊のような起業家で、彼は「起業家は週100時間働かなければ成功しない」旨の話を、大学でしているのです。
一方、日本では「根性や度胸論」は否定され、労働規制が強化され、褒めることが真の教育のように信奉されています。


9)
私のスタンフォード大学での研究テーマは日米比較でしたが、ここまで異なるのか?と驚きました。
昔の人は失敗しても、傷ついても「立ち直り」が速く、大隈重信公のように「失敗に打ち勝たなければならぬ」と断言しています。


10)
つまり、アンジェラ・ダックワース教授がいう「GRIT」は、既に明治の時代に言い尽くされた日本の教育論です。
GRITの「R」は、心の筋肉とか、精神的な回復力とか、復元力という言葉の頭文字です。


11)
ひ弱になってしまった日本人は、横文字になると新鮮に感じるようですが、指導者になる人には当然の能力です。
SA研修では昔から言っていた言葉で、可能思考能力の一部のものです。人間力といってもいいでしょう。


12)
GRITの「I」は、自発性という意味の頭文字であり、
論語では、孔子さまがお弟子さん性格に応じて、色々と答えを変えて述べています。
自発性の高すぎる人には「中庸」を説き、低い人にはその消極性を見抜いて、優しい言葉かけをしています。


13)
このGRITを高める方法に、アンジェラ・ダックワース教授は「目的」と「快楽」と述べています。
目的は賛成するとして、フロイトの快楽原則を引用して研究されているようですが、
いつも述べるように快楽原則は人間を駄目にすることには触れていませんので、
快楽原則の功罪を明らかにしておいてもらえると、さらに良かったかもしれません。


14)
「GRIT(やり抜く力)」を持つためには、第一に「好きなことをすること」と述べる研究者もいます。
私は中小企業の活性化を促進する者として、各々が「好きなことだけ」していたら組織にならないと考えています。


15)
孔子さまも、「之を知る者は、之を好む者に如かず、之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」と述べておられますから、
こういう研究や表現も間違ってはいないと思いますが、無知な人ほど、自分の都合の良いように解釈します。
私は「Theマスター・コミュニケーションプログラム」ではこのGRITも講義しますが、誤解がないようにしなければなりません。


16)
GRITの「T」は、執念と言う意味の頭文字をとっていますが、これには大賛成です。
まずは、いつもの口癖「経営者はもっと企業経営に執念をもて!」の、確たるエビデンスになります。
大激変の時代に、国内の一人当たりGDP世界第26位(IMF)まで低下していますから、
我々経営者は、本当の意味で目を覚まさなければならないでしょう。


17)
ただ、GRITだけでは、真にやり抜く力とは言えない様にも感じます。
これにM(道徳性)を加えて、真に世のため人のためか?という、社会性を松下幸之助翁なら追求されるでしょう。


18)
アンジェラ・ダックワース教授のGRITに対して、スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック博士は、
「グロースマインド・セット(成長型マインドセット)」という考えを追加して研究されています。


19)
キャロル・ドゥエックの「グロースマインド・セット」とは、
「知能は生まれつき固定されたものではなく、後天性のもの、努力を重ねることによって変えることができるものである」
という考え方です。日創研はこの説に大賛成です。
「安易に褒めてはならない、努力に感謝しなさい」という、アドラー心理学の考えに近いと解釈しています。


20)
キャロル・ドゥエック博士の研究では、子供たちに脳と知能の発達について予め学習させ、
知能は生まれつきのものではなく、挑戦し続けること、努力することによっていくらでも伸ばすことが可能であると教え込んだ後に、
難しい問題を解かせると、子供たちは難しい問題に対しても失敗を恐れず、自ら進んで挑戦しようとすると説明しています。


21)
なぜなら、彼らは失敗することについて、永遠に続く致命的なものではないと知っているからであり、
この「グロースマインド・セット」という考え方は、どうすればグリットを育てられるかを説明する上で、
とても素晴らしい考え方であると説いています。


22)
2月からの「Theマスター・コミュニケーションプログラム」が楽しみです。
ドゥエック博士の「グロースマインド・セット」は、ある意味、広義の解釈では「人生に役立つプラスの(観念)」と言えます。
今はマサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授の組織論も学んでいます。


23)
学びながらさすがだと思いますが、私なら「関係の質」よりも、
先に「思考の質」からサイクルを回した方が良いと思いました。

凄く生意気で恐縮ですが、本に読まれるのではなく、色々な視点を広げてみて、
多くの意見をお聞きし、自分の考えを持つことも大事です。


24)
今のところの私なりの意見は、最も大事なのは「グロースマインド・セット」だということです。「心の有り様」です。
今日からTTコースの第8講です。さらに学びつづけていきます。最大の教えは伊與田覚先生や田里亦無先生の言葉です。
「口先上手で教える側に立つのではなく、絶えず学びつづける側に立て!」と、分かりやすくお教え頂きました。

田舞徳太郎

親愛なる皆様
お元気ですか。


1)
今日は田舞徳太郎通信はお休みさせて頂こうと思いましたが、
株式会社ミヤザキの山之上社長からの嬉しい報告メールを頂戴し、
発信することにしました。


2)
多くの人々は他人の成功をうらやましく思いますが、我々日本創造教育研究所にとっては励みです。
昨日は、Theマスター・コミュニケーション6か月プログラムを精査していました。
山之上社長率いる株式会社ミヤザキは、この新教育カリキュラムの「気づき成長のサイクル」が見事に当てはまります。


3)
成長する善循環とは、まずは気づきの文化が強く構築されており、真ん中にきます。
そして、それを創り上げるのが社長幹部のマスターコミュニケーション能力です。

1.思考様式
2.行動様式
3.結果様式
4.関係様式

この4つのサイクルがお互いに相乗効果をもたらし、気づき文化が明確に存在し、回りながら止揚していくのです。
株式会社ミヤザキの事例をワンポイントでレッスンしましょう。


4)
思考様式は、「成長型マインドセット」の存在です。
山之上社長は余分なコミュニケーションは取りません。
観念的に「従業員満足」を言うのではなく、実証的に思考様式が明確になっていてぶれないのです。

1.可能思考研修は、全員が受講するような「決まり」になっており、制度化されています。

2.結果的に幹部も全社員さんも「成長型マインドセット」となり、実に前向きなのです。

3.特に一日に3回の朝礼を継続されており、GRIT(やり抜く力)が当然となっています。

4.山之上社長の「成長型マインドセット」が、企業風土を創り上げています。

5.経営理念・目的・使命の意味合いが全体の思考様式になっている


5)
行動様式は、

1.無駄なことはしない。

2.一点集中主義であり、「原理」を大事にする。

3.時間管理がうまく、理に適った行動様式が全社に浸透している。

4.社長自身が「仁義礼智信」の人物としての行動様式を持っており理念に反していない 。

5.人様の役立つことを真摯に実践されている。

6.故郷の役に立ち企業経営を通して「恩返しをしたい」という無私の行動様式。


6)
結果様式は、

1.Win?Winの形で結果主義の追求を行っている(共存共栄を原理として持つ)

2.生産性が高く、社員さん一人当たりの報酬も高く、それがモチベーションにつながる(ESの実践)

3.他社に真似の出来ないようなコア・コンピタンスの追求(コア・コンピタンス経営)

4.強みの技術で勝負して機械化をどんどん進め、利益では業界ナンバーワン(技術力・人財育成)

5.単なる利益を追うのではなく、ビジョンである「故郷を樹脂加工の街に」結果を作っている


7)
関係様式

1.朝礼が徹底して開催されており、社員さんの発表が深く、お互いの気づきのコミュニケーションを促進している

2.理念と経営・社内勉強会も単に発表し合うという関係性ではなく、如何に仕事や業務につなげるかまで追求している

3.会社全体の関係性が高く、社長は現場とのコミュニケーションを大事にしている

4.人間に優しく仕事に厳しい関係性が出来上がっており、離職はほとんどない

5.社長と幹部の関係性が良く、社内のコミュニケーションや顧客とのコミュニケーションが徹底されている

6.社員さん達のエンゲージメントやロイヤリティーが高く、チームという価値観が浸透している

7.可能思考研修などの研修を導入され、可能思考能力を高めて「成長型のマインドセット」の社風にしている


8)
この4つの様式をどのように作り上げるかが社長幹部の大きな役割であり、
株式会社ミヤザキの増収増益を創り上げています。

つまり、Theマスター/コミュニケーションは、この4サイクルをいかに回すかにフォーカスしたものです。
多くの中小企業は社長幹部が「エスケープ型のコミュニケーション」を取っており、結果に結びついていないと思います。


9)
どのようにエスケープしているかに「気づく」事が大事であり、自社の社風を「気づき文化」にして行く必要があります。
例えば、ある団体に所属していた時代に、安易に「エスケープのコミュニケーション」をした人たちは、
仕事を忘れて団体活動にエスケープし、結果的に卒業してから会社を破綻させた人もいます。

 

10)
山之上社長からのメールです。第四工場のご報告を頂いていますが、着眼大局、着手小局です。

◎メール
田舞さんの相変わらずのご活躍の様子に励まされています。
以前報告していた、九州第四工場も9月に完成し機械の調整に入っています。

11月から稼働しますが、本格稼働は来年4月頃になると思います。
お陰様で業績も順調で今年も10%以上の増収増益の見込みです。

金融機関や新聞社の方々からどうしてこんなに業績が良いのかいつも同じ事を聞かれます。
私はその都度、次の様に答えています。

・リスクを負って設備投資を続けている事
 (3年間隔で売り上げの40?60%位投資。過去10年間で4回)
・人財育成に全力で取り組んでいる事
・人財確保のため職場環境に力を入れている事
 (工場の外観と工場内を綺麗に・社内環境を良くする・食事の無料提供等)
・やる気が出る様に利益の2割を特別賞与で還元
 
先日田舞さんの講演の中のチャレンジとリスクの話を聞き、
今までの意思決定が良かった事を再確認致しました。

今から約20年前、日創研さんで勉強始めた頃は
社員数30名位で売上は2,5億円・利益は3%位でした。

それから、自分自身の育成と社内の人財育成に全力で20年間取り組んで来ました。
その結果が今日、上場可能な会社になりました。

しかし、田舞さんの言われる良い時こそ油断するなとの言葉を忘れず、
いつ何が起こるか解らないという危機感を持って今後も努力していきます。
11月9日問答塾で、又ご指導よろしくお願いします。
                                     山之上

11)
山之上社長はテクニックではなく、原理原則を身につけています。
苦難を乗り越えて成長するお姿に、日創研の松原社長はじめ幹部と一緒に第四工場の企業訪問をお願いしました。

皆さん、山之上社長は、
1.生き方
2.仕事の仕方
3.社員さん満足の実践でコミュニケーションを取っています。

結果をつくることも出来ないコミュニケーションは「Theマスター/コミュニケーション」と定義できません。


12)
山之上社長は、大きく分けると二種類のタイプを無意識に見分け、非常に効果的コミュニケーションをとって、
自社を気づきの能力の高い、モチベーションの高い「気づきの文化や社風」を創り上げて結果をつくり、
「会社良し、社員さん良し、顧客良し」の企業経営をされているのです。


13)
やはり、社長幹部のマインド(心の有り様・意識・考え)が、全ての企業発展の源泉なのです。
山之上社長は、「巧言令色鮮し仁」の経営者であり、Theマスター・コミュニケーションの達人です。

14)
私もさらに学び続けていきます。昨日は新教育カリキュラムを創りながら、
多くの立派な会員企業様のお姿やご支援に、反省し内省しています。

今回は一番嬉しいご報告に日創研が救われました。お互いに頑張りましょうね。
明日から東京の特別基礎コースです。

田舞徳太郎

親愛なる皆様
お元気ですか。


1)
大阪の松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶ経営問答塾が始まりました。
パワーポイントで私が30分お話をし、松下幸之助翁と木野親之先生のご縁の話をしました。
京セラの稲盛和夫創業者は偉大な方ですが、お若い頃に松下幸之助翁の講演会のご縁で「大きな気づき」を得て、
深く学ばれ、素直に実践されてそうです。

2)
今日も盛和塾に大きな影響力を持つ方が参加され、「参加してよかったです!」と言って頂きました。
20年ぶりの方も参加されており、松下幸之助翁の考え方から学ばれる姿勢にお礼を申し上げます。


3)
また、研修終了後は、新しい教育カリキュラム「Theマスター・コミュニケーション6か月プログラム」などの資料づくりをし、
「ケース・メソッド授業で学ぶ幹部育成セミナー」の講師である福島君以下5人で焼き肉を食べに行きました。
創業のメンバーである澤田さんも参加しましたが、昔の苦労話やら、仕事の話で楽しいひと時でした。


4)
自動車のトヨタは、食事も飲み会も「会社の問題点をディスカッション」する社風ですが、
ホンダは「夢を語りディスカッション」する社風だそうです。
日本創造教育研究所は、「今後の課題や参加企業様の発展をどうするか?」をディスカッションする社風にしたいです。

5)
さて、29TT(企業内教育インストラクター養成コース)も残り少なくなりました。

TTコース修了後が一番大事ですが、
1.業績アップ6か月研修
2.マネジメント養成6か月コース
3.Theマスター・コミュニケーション6か月プログラム
4.ケース・メソッド授業で学ぶ幹部育成セミナーなど、受け皿をそろえています。


6)
ここからが勝負ですが、中には勉強し過ぎてリバウンドする方もいらっしゃいますが、

学び続けている方々は間違いなく、

1.人財が育ち
2.社風が良くなり
3.業績が良いです。

そんな事例企業様のメールをご紹介させて頂きます。来年4月の長崎開催の田舞塾でケース・メソッド授業を行なう会社様です。


7)
中村社長(27TT卒業・来年度日創研長崎経営研究会会長予定者)からのメールです。

「昭和42年 今年で49歳です。日創研との出会いは46歳のとき、約3年半ほど学び続けています。
 私は住宅リフォーム専門店として長崎の地域密着でがんばってきました。
 30代から常に 売り方 集客 商品について勉強に没頭し 売上げも上昇して
 住宅リフォームに関してはエリアNo.1の実績を得ることができました。

 しかし 気づけば 人材の育成 次世代のリーダーの育成などまったく手付かずの状態でした。
 社内の号令は 〔売って売って売りまくれ?〕と 売れない社員には罵声を浴びせていた時期さえもあったような
 覚えがあります。

 あるとき 同業の先輩から 〔中村さん そろそろ考え方を人財に向けたほういいですよ・・・〕と声をかけ続けてもらい、
 日創研の田舞特別SA研修に出会い、田舞代表から講義中に『君は成功するからがんばれ』と ストロークを頂いて
 信じてこの道を突き進もうと決心して 今に至っております。


【学びの報告】

「田舞塾」

 TT受講中に田舞代表からお声かけて頂き参加、現在2期目 3期目も更新し学び続けます。

 理念と経営に登場される経営者かたがたがたくさんいる中で 
 接近戦で情報を交換し また色々なアドバイスをいただけるすばらしい学びです

「マネジメントコーチング」

 この学びは私の人間性をガラッと変えた研修でした。 TTのあとに受講したことが良かったと思います。
 人の話を聴くことができなかった私が じっと聴く姿勢が身につきました。ついつい人の話をさえぎって結論から
 話していた私が この人は何を伝えたいのか?何を言わんとするのか?どうしたいのか?
 そのために何が気づいてもらうことはないのか? 3人称の対応ができるようになりました。
 現在は サポーターとして学びを深めております。

「沖縄ビジョンセミナー」

 5日間も仕事をあけて 沖縄に行くなんて・・・と考えながら飛び込んで行ったビジョンセミナー。
 1年365日のうちで5日間ですがこの無の時間を自分に与えることの大事さを体感しました。 
 さまざま事をじっくり考えることができ 5年後10年後の姿を想像することができました成功への近道です

 社内におきましてはスタッフの研修参加も徐々に進みまして
 SA 17名 SC 12名 PSV 9名 
 マネジメント 業績アップ 営業スキルアップ などの職能研修にも積極的に参加しています

 最近では 以前は研修への参加を拒否していたスタッフも自主的に参加する気持ちを持つようになり、
 社内全体で学びの共有ができるようになってきております。
 毎朝の掃除 朝礼も 3年以上継続してきまして、やっと今学びやありがとう経営の意識を持ち続けた結果が、
 今、成果として花開いてきた気配を感じるようになってきました。  

 「この3年の学びをしていなかったら・・・」と振り返ると
 今はどうなっていたのか想像もつきません。


【近況報告】

 最近よく 会社関係者の方や 昔からの仲間経営者から言われるのですが
 『3年前とは別人になっている中村さん』とよく言われます。 お恥ずかしい限りです。

 学びの成果なのでしょう。

 『以前は 冷酷で近寄るのも怖いくらいの人だった人がどうやって変わったのか?
 その話を聴きたい・・・』と 笑えるような噂話を聞いたり、
 「中村さんの会社に入ると この会社何かが違う空気を感じる・・」など
 私以上に 社風の変化を周りの関係者が感じてくださっているようです。

 住宅リフォーム業も、大手参入、異業種からの参入など競争時代が地方都市にも襲来してきております。
 そんな中 売上げ主義から 利益主義へ考え方を変え、社員の働き甲斐のある会社にする方法や、
 地元で必要とされる会社になるための取り組みなど全社員で考えるようになってきました。

 TT期間中に わが社の問題点を全社員で討論した際に
 『こんな会社に魅力を感じません、長くは働けないと思います』と言っていた社員さんと先日個別面談をした際に
 『今この会社が楽しくてたまりません、いけるところまで上り詰める意欲が沸いてきました』と話していました。

 社員さんのやる気を感じるようになり、経営者としても社員さんが喜んで働く環境つくりを、
 少しずつでもできていることに更なるやる気を感じています

 売上げは3年前と変わりませんが 粗利率を7%改善できることが出来まして
 結果として増益経営ができております。学び続けて本当によかったと思います。

 先日の田舞通信にも書いていましたが 
 【優しくて 優しい社風】の状況が見え隠れするわが社ですが
 【厳しくて 優しい社風】が作れるようにしていくのが 今後の課題です。
 そのためにも更に学びを続けていこうと決意しております

 このメールにも「成功」という文字を数回使いましたが成功したと思ったら、終わりだと感じています。
 上手くいったら、更に強くなることを見据えながら先を見て、意識して、挑戦していこうと考えております
 すばらしい 学びの場の環境をいただける日本創造教育研究所に本当に感謝します。


8)
中村さんのような方に、日創研長崎経営研究会の会長になっていただくことで、地元の経済も活性化します。
先般も、理念経営戦略セミナー(二日間)には、わざわざ大阪まで参加頂きました。本当に感謝です。


9)
長崎は私の生まれ故郷です。江戸時代は唯一の世界の窓口であり、革新的な風土が強くありました。
しかし、平成になって以降は閉鎖的な雰囲気になり、ハウステンボスを再生したHISの澤田さんが注目を集めています。


10)
来年4月の田舞塾は「ハウステンボスの再生の軌跡」というテーマで澤田社長に講演と質疑応答を3時間行います。
そして、翌日が中村さんの会社様の「ケース・メソッド授業」です。どの業界も経営革新が重要なテーマになりました。
ポジションでは「ディフェンダーの企業が、どのような防御策を構築してイノベーターを駆逐するか?」を皆でディスカッションします。


11)
我々、日本創造教育研究所も中村さんのご努力に報いられるように更に頑張ります。
仕事で成功する人は見えない支えを感じる力が強い・・・・中村社長の益々の発展を祈念します。

田舞徳太郎
 

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓「志の声を聞け」

「木野君な、問題は宝の山やで!
 ただ、志がなければ問題は迷いのもとになるだけや。
 志の声を聞けば必ず成功する」

 と言われました。

 夢や志があればどんな逆境でも発展していくことが出来るのです。
 道にかなった方針を立て、全員が心を合わせて努めれば、ことは必ず成就するのです。

                       木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

1)
先週の29TTコースは「経営方針書と計画の作成」のテーマで三日間行ないました。
発表と同時に、ファシリテーターからのアドバイスは感動的でした。
二人の介護事業の方が全体発表をされましたが、
同じ介護事業をされている飯田ファシリテーターと羽石ファシリテーターが、
ものすごく参考になるアドバイスをされ、我々も多くを学びました。


2)
飯田ファシリテーターは様々な困難を乗り越えてきた人だけに辛口の側面もありますが、
飯田ファシリテーターの根底にあるのは、愛情の深さです。
ご受講生に阿ることもなく、ご受講生の会社が良くなるような適切なアドバイスでした。


3)
かたや羽石ファシリテーターは、私が「兄とも慕い・尊敬する前田理事長」の介護施設の施設長さんです。
経営理念塾に羽石さんが参加される折、「田舞さん、将来彼女を施設長にしたい。頼むよ!」とご依頼を受けました。


4)
そして、経営理念塾に二度も参加され理念の価値体系を作成して、
前田理事長と三人で上級コースにあたる「経営理念作成セミナー」の三日間の合宿に来られ、
夜遅くまで、ディスカッションし合いながら完成させたものが、現在の経営理念体系です。
創業の精神は、前田理事長や職員さんたちの念いが深く、何のために介護事業をするかが明確です。
早くも3年前のことですが懐かしいです。


5)
羽石ファシリテーターは、期待の星としてアドバイスをされましたが、
飯田ファシリテーターと同じく、事業は何のためにするのか?誰の為にするのか?そのミッションは?など、
まるでドラッカー博士の「5つの質問」並みの鋭いものでした。ファシリテーターは全員が誰よりも学んでおられます。


6)
29TTコースの翌日に京都で社長塾を行ない、その翌日には伊與田覚先生のご自宅にお伺いして報告をしました。
私自身の心境もお話しました。
「子の道を説(よろこ)ばざるに非ず、力足らざればなり。子曰く、力足らざる者は中道にして廃す」


7)
講義では、孔子さまのお弟子さんが、なかなか孔子さまの理想に近づけないと嘆く場面の話でしたが、
人間は時には自らの力量の小ささに気づく場合があります。リーダーとして私もその胸のうちをお伝えしました。


8)
すると、伊與田覚先生は子路第十三の、
「中行(ちゅうこう)を得て之に与(くみ)せずんば、必ず狂狷(きょうけん)か。
 狂者(きょうしゃ)は進みて取り、狷者(けんしゃ)は為さざる所有るなり」のお話しをして下さいました。


9)
ここで注釈はしませんが、この意味が体験的に分かりました。
どんな困難や嫌なことに出会っても、毅然として自らの志に立ち向かうしかありません。
8年前の4月22日、この子路第十三の章を学びましたが、実感として腑に落ちました。落ち込んで分かることもあります。感謝です。


10)
スタンフォード大学の白熱教室のティナ・シーリグ教授は、ベンチャー教育の一環として、
学生を居心地の良い場所から離して、肉体的、精神的にタフな課題に取り組む授業なども行なっています。
いつも自分を快適な環境に身をおくと、本来の人間のポテンシャル(潜在能力)は落ちるという意味です。
つまり、チャレンジ精神は生まれず、発想も保守的になると言われています。論語とスタンフォード大学が同じ意味を教えています。


11)
社長塾の途中で鳥取県中部を震源とする地震が起き、
29TTコースのファシリテーターからそのまま社長塾にご参加されていた千村さんが急きょお帰りになりました。
鳥取の皆様方にはお電話を差し上げました。大きな被害は無いようですが、余震が案じられます。心よりお見舞い申し上げます。


12)
昨日は大阪経営指南塾の最終講で、杵渕講師が担当で「人財育成」がテーマでした。
暗黙知を形式知にして、個人知をいかに組織知にして、社内に経営ノウハウをもった人財を育成するかという内容でした。
幹部さんや社長さんが部下育成の折に重要なもので、中小企業ではそれがほとんどなされていません。


13)
私は、なぜ「人が育たないのか?」「育てるとはどういうことか?」の二点で、パワーポイントを使って話ました。
最も新しい心理学では「社長の背中で教える」「親の背中で教える」が究極の人財育成です。
しかも「出来ない思考」にマインドセットされた社員さんを「出来る思考」にしていくのが社長幹部の役割です。


14)
ところが多くの場合うまくいかないのは、肝心の社長や幹部が「出来ない思考」にマインドセットされていることです。
「うちの会社じゃ出来ないよ・・・」「人がなかなか育たなくて・・・」「我々零細企業はね・・・」など、
月刊『理念と経営』の「社長力・管理力・現場力の三位一体論」の連載で述べていますが、すべて隗より始めよ!です。


15)
マインドセットではディスカッションしてもらいましたが、ある方は「自分は出来る思考です!」と述べられました。
ある方は「まだまだ自分は出来ない思考があるから努力をしなければ!」という方もいました。


16)
皆さんなら、どちらが停滞型マインドセットで、どちらが成長型マインドセットだと思われますか?
企業業績も良く、人財も育ち、健全な社風にするにはどちらのマインドセットを強化するべきでしょうか?


17)
ここには残念ながら「自覚毒」という毒があって、日本人の75%の方々が、自分は平均以上だと解釈しています。
経営革新が生まれない理由がここにあることに気づいていないのです。


18)
また、「新卒を採用したがすぐにやめてしまった?どうすれば良いか?」の経営指南も受けました。
「新卒者が悪いのではなく、御社の「受け入れ側」の仕組みが出来ていないのではありませんか?」とお答えして、
ディズニーの事例を話し、具体的に実践することをお伝えしました。


19)
メールでは臨場感がありませんので具体策は述べませんが、水谷工業の京極社長の具体策や、
武蔵境自動車教習所の具体策を事例にし、ディズニー以上のことが我々中小企業でも出来ることをお伝えしました。


20)
我々中小企業が一番注意すべきは、わかっていながら「実行」に移さないことです。
私が言ってもやらない方々が多く、「うちは定着が悪い!困っている?」
「なかなか人が育たないのでどうすればよいか?」と悩むだけで、実行に移さないのです。
まさに社長幹部が停滞型にマインドセットされていて、新卒者や社員さんの責任にしているのです。


21)
私は今後益々「ゆとり教育の弊害」が大きくなる旨「警告」を発しました。実際「面談」の際に、密かに録音をする人もいるのです。
だから面談の際は相当注意することも情報でお伝えしました。大事なことは「いかに部下を尊敬し、部下に感謝するか」です。
阿ては真の人財は育ちません。しかし、本当に働く人たちに感謝していたら、社長や幹部の生き方が変わるはずです。


22)
社長や幹部の生き方や学ぶ姿勢が全てを決める!そういうお答えをしました。
折から、ある企業の経営相談をお願いした方から、相手先訪問の報告がありました。

「田舞さん、幹部が育っていませんし、全体にやる気がありません。うちの会社を訪問させて、現場をじかに見学してもらいます」
私一人だけで40数件の相談があります。遠いところは色々と会員企業の社長に無理をお願いしていますが、
まさに「心の筋肉」「停滞型マインドセット」「GRIT(やり抜く力)」に、この会社の問題があるのです。高橋会長に感謝申し上げます。


23)
最後に経営指南塾で一番嬉しかったことは、8年前に経営相談に乗った方が、
一度倒産はしましたが、今は元気に再起して経営指南塾に参加されていたことです。
社長の生き方に幹部が似てきます。その幹部の仕事観が、社員さんのモチベーションに影響を与えているのです。

田舞徳太郎

 

プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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