1)
今年は風邪を引いてから、喉の炎症が続いています。
皆様方にはメールをしなければと思いつつ、先月15日からすっきりしません。
お許しくださいませ。


2)
今日は29TTの方からのメールを送信します。

長谷川さんはもう少しで70歳を迎えられる女性ですが、
2月からは
1.実践ビジネススクール、
2.実践コース(PSV)のアドバイザー、
3.The目標設定にご参加ということで、
相変わらず学び続けるお姿に感謝申し上げます。


3)
今年の30TTにはご主人が参加されますが、私と同じお歳ですから、72歳でTTコースという意気込みに励まされます。
私も病院に行ったりしてはいますが、気力は全く衰えていません。
布団の中で「大學」「論語」「中庸」を心の中で素読しています。


4)
気力から志気へ・・・
志気から志操へ・・・・・
志操から志節へ・・・・・・・・高い位置付けに自らを鼓舞して、
今日からの「Theマスターコミュニケーション6か月プログラム」に臨みます。


5)
直前に最終の詰めを行ないましたが、やはり、新しい研修の第一講は緊張します。
組織脳診断などもチェックしましたが、すでに10数年前に作成したものであり、
改めて大脳心理学の進化と共に、日創研の考え方は間違っていないと確信しました。


6)
10数年前は、社長・幹部・社員さんの三位一体で行ないましたが、なかなか三者一緒ではご受講生が集まりにくく、
2回目で取り止めにしましたが、10数年前の講義が心理学の進歩や、大脳生理学の進歩で生きてきます。
何事も無駄がないことを改めて強く感じました。


7)
私が社長・幹部の「Theマスターコミュニケーション6か月プログラム」を行ない、
杵渕講師が大阪で社員さん向けのTheマスターコミュニケーションを行う計画です。
当時の診断がリアリティーをもってきましたから、とても楽しみです。
また、全国から大勢のご支援団が参加くださいます。
遠くからお見えの皆様方に、参加して良かったと思って頂けるように頑張ります。


8)
今回はファシリテーターの方々や、業績アップ6か月研修のアドバイザーさん、マネジメント養成6か月コースのディレクターさん、
コーチングのサポーターさん、田舞塾や社長塾の方々もおられます。
少し人数が多い分、気にはなっていますが、ディスカッションは活発でしょうね。


9)
改めまして皆様方には感謝の念でいっぱいです。
田舞塾の教育ケースも無事にお送りすることが出来ましたし、2月22日からの大阪経営理念塾も、今年から一時間延長します。
やはり、今の時代にいかに「機能的な経営理念体系」を創り上げるか?イノベーションの理論も入れながらさらに充実させます。


10)
ファシリテーターの眞鍋さんは、弟さんと息子さんと3人で参加されますし、
「Theマスターコミュニケーション6か月プログラム」もお付きあい下さっています。
ジッと家に閉じこもっていますと、皆様方に支えられて30年間歩んでこれたことを実感します。
いかにご恩返しをしていくかを心掛けていきます。


11)
経営相談も延期して頂いたり、本当にご迷惑をかけましたが、臨戦態勢で臨みます。
昨日は色々なご相談や、30TTコースの事前ミーティングを時間をかけて行ないました。
30TTコースも少しだけ時間を延長して、毎回、その回をきちんとまとめて、より丁寧に取り組んでいきます。


12)
第14期の社長塾は、論語の講義デビュー戦ですから、伊與田覚先生に恥じない講義を心掛けます。
すでに、初めての方々がデビュー戦だから「行くよ!」と言って下さり、お電話まで頂きました。
ご友情に感謝しますが、2500年前の古典は不思議なくらい、現代心理学の欠点や、大脳生理学そのままです。


13)
30TTコースには、長谷川さんのご主人が72歳の身体に鞭打って参加されます。
木野親之先生の経営問答塾や、東京の経営理念塾で親しくなり、ご一緒にお鮨屋さんでねんごろに話し合いました。楽しみです。


14)
その29TTの長谷川さんの奥様からのメールです。

「29TTでは、皆様に大変お世話になりました
 本当にありがとうございました。 
 毎回 学びの共有をしてくださっている仲間の皆様ありがとうございます
 画面を通じて、学ばせていただいてます。

 私は埼玉県吉川市にて 呉服販売の<洒落工房あづま>と写真スタジオ<りあん>を経営しています。 
 日創研さんとの出会いの中で足りないことだらけの自社の姿と自分の姿を見て、
 掻き立てられるように29TTを受講しました        

 スタート式から2ヵ月半が過ぎましたが自分が自身少し焦りを感じずにはいられません。

 毎日がこれでよいのかしら。社員さんは学んできた私になにかを期待しているのではないか?
 いつも自分自身に問いかけています。 

 年末に「日創研30周年記念セミナー」の「THE目標設定」を社員さん5名と受講させていただきました。
 又大阪センターでは経営革新のためのマスターコミュニケーション二日間セミナーに社員さんと受講させていただきました。
 どちらも素晴らしい研修でした。

 1月は弊社では最大のイベント 20歳を迎えるお嬢様の成人式が無事終了しました
 30周年記念の新春セミナーでは29TTの皆さんともお会いしてとても元気をいただきました 
 今は306実践コース(PSV)のアドバイザーに参加しています。

 今月からはA社の仲間とビジネススクールに参加して一緒に学びます
 会社を支えて頂いている社員さん、取引先様 お店を信頼して下さっているお客様、
 すべての方々の援助を無駄にすることがないようにしっかりと方針発表するために学びます

 忙しくしているばかリですが、学び続ける意欲は増すばかりです。
 今まで無駄にしてきた時間は取り戻せません。しかし、
 1.今何をするか、
 2.何のためにするか、
 3.誰のためにするかを考え、
 4.今この時と感じた時が人生の「旬」とだ思いました。学びには終わりがないと実感しています
 田舞さんから頂いた <さあ、来い>の思いで、チャレンジし続けます。


15)
先日、地元のいつも行く銭湯に行ってきましたが、私のサウナ友達が大阪の経営理念塾に22日から参加されるそうです。
サウナの中では一切研修の話をしませんが、いつまでも「サウナ友達でいようね。」と、お互いに笑いあいましたが、
私はいつも「裸のつきあい」が一番性に会っています。


16)
松下幸之助翁は、91歳の昭和61年2月14日がPHP最後のご講演だったようです。
91年間生きて、何が一番嬉しいことでしたか?という質問に、
「先ほど丁稚奉公の話をしましたが、この90年のなかで一番嬉しかったのは、その時初めてもらった五銭の白銅貨です」
そうお答えなされたそうです。


17)
岩井虔先生の書物を読みながら、思わず涙がこみ上げてきました。
どんなに大金持ちになっても、経営の神様といわれても、最初の五銭のお小遣いが一番うれしかったのですね。
貧乏した経験がなければ分からないことかもしれませんが、生涯を初心で生きれる人間を目指したいと思いました。

田舞徳太郎

 

親愛なる皆様
お元気ですか。


1)
日本創造教育研究所創業30周年記念の新春経営者セミナーでは大変お世話になりました。
ご無理をおしてご出席くださった方、どうしてもお時間の関係で今回はご出席できなきなかった方々を含め、
今日まで我々をお育て頂きましたことを心からお礼申し上げます。


2)
本来は速やかに御礼のメールやFAX通信をお出しすべきでしたが、一週間前から風邪をこじらせ、
前日の日創研経営研究会の本部理事会の席を抜けて病院に参りましたが、今に至って完治せず、
昨日も病院に行き、点滴などを受けながら養生をしております。御礼のメールが遅れましたこと、心よりお詫び申し上げます。


3)
特にご参加くださった方々への「おもてなし」が全くできず、ご多忙な中にご出席くださいました皆様に非礼を重ねました。
お一人おひとりに感謝の意を表わすべきが当然ではありましたが、誠に誠に申し訳なく、重ねてお詫び申し上げます。


4)
布団の中では反省ばかりでした。新春経営者セミナーの開会挨拶も皆様への心を込めての感謝の意が足りず、
18か所のTTコースの同窓会巡りでも正直朦朧としておりました。
心よりお詫びを申し上げますとともに、皆様方にお育て頂いた日創研を私物化することなく、
少しでも皆様方にお役立ちできるよう、中小企業の活性化に邁進いたします。


5)
布団の中にいて、たくさんの方々が目の中に浮かんできました。
TTコースも今年で30回目を迎えますが、1回目を修了された平山さんや藤内さんのご参加が嬉しかったです。
平山さんには長い間TTファシリテーターリーダーをして頂き、現在のTTコースの基盤をおつくり頂きました。
藤内さんには起業家養成スクールのチュ―ターをしていただき、
現在も、若者たちのため、六甲全山56キロ縦走のために、一日500回のスクワットをしてくださっています。


6)
30年前、「田舞さん、走りながら考えるのです。」と、無力な私を行動に駆り立ててくださった行徳先生のお言葉や、
若い頃、行徳先生の講演を聞くなり、後先考えずに軽井沢の晴山ホテルで受けた「感受性訓練」も思い出しました。
当時は日創研を創る等想像もしていませんでしたが、人の問題で日々苦闘していただけにすがるような気持ちで飛び込みました。


7)
雪がシンシンと降る中「孤独」を癒すために参加したはずの研修で、
さらに自分との葛藤に悶えた5日間が、私の人生をこのように導いて下さったのだと思います。
人生というのは、辿っていけばいくほど、どれだけか細い糸で結ばれているか。咳にさいなまれ、悪寒にふるえながら痛感します。


8)
あの時、京都国際会館に行っていなければ、そして身の程をわきまえずに日本青年会議所を目指していなければ、
そして、あの時の講師が行徳先生でなければ・・・・・・たぶん、禅の師・田里亦無先生とのご縁もなかったと思います。


9)
中江藤樹先生が、

「思ひ出は 学びし 本(もと)の心より 千里を通う 誠忘るな」という和歌を弟子に与えています。


10)
中江藤樹先生は、母親の看病のために帰郷を乞いますが、許されずに、あえて大洲藩(愛媛県)を脱藩して、
故郷の滋賀県近江で(現高島市)で陽明学をほそぼそと教えました。
当然、わざわざ愛媛から学びに来たお弟子さんもいたのです。


11)
学んで帰郷する際、そのお弟子さんが、途中嵐に遭って難儀していることを知り、食料と共に送った和歌が、先の一首です。

「思ひ出は 学びし 本(もと)の心より 千里を通う 誠忘るな」

学ぶことは大事なことだ。しかし一番大事なことは学んだ中身だけではなく、
遠い近江までわざわざ出向いて学ぼうとこの僻遠の地に「やってきたこと」なのだ。
その「誠の心」を決して忘れてはならないと、いう意味です。

実行する事=誠=事実


12)
今は知りたい情報は簡単に手に入りますが、それだけに志が低くなったと思います。
単に脳の海馬に詰め込むだけの学問になっていますが、
昔は「求める気持ちの強弱(志)」が行動に駆り立て、その行動が物事を切りひらていていったのです。


13)
中江藤樹先生は日本に陽明学をひろめた初めての人ですが、陽明学は行動を大切にします。
3月からはじまる「第14期の社長塾」は、「論語」だけではなく、「大学」の講義もしますが、
中江藤樹先生の「大学解釈」は独特で、西晋一郎先生のの意訳本で私は学ばして頂いています。


14)
伊與田覚先生は、戦争中には小学校の教員をされていて、いつも袴で子供たちを教え、

「僕が袴を脱いだら(召集されたら)日本は負ける」と断言されておられたようです。

復員後、GHQによる教育改革に反対され、あえて教員生活の保障を潔く捨てられたのです。


14)
敗戦は伊與田覚先生にとって耐えがたいことだったと思います。
癒しの旅だったとおもいますが、一人比叡山に登り、滋賀県側に下りられて藤樹書院に向かわれました。
藤樹書院は中江藤樹の生家ですが、伊與田覚先生の学問の大きなお支えでもあったのです。

改めて、多くの恩師のお導きで今日の日本創造教育研究所があることを再認識しました。


15)
昨年はTTコースの方々が10名亡くなられました。日創研経営研究会もTT修了生の方々が支えて下さっています。
新春経営者セミナーの初日には、第6回「心に残る、ありがとう!」体験談の最終選考もありましたが、ご応募くださった皆様にも感謝申し上げます。
と同時に、第一回目の時に受賞された私の友人の奥様も昨年お亡くなりになられました。悲喜こもごもの30年です。


16)
創業20周年からの催しですが、「心に残る、ありがとう!」体験談と「ありがとう経営卓越大賞」を交互に行なっており、
実際に社内で取り入れてくださっている会社様はその成果を実感として感じて頂いています。


17)
今年も作文を読まれる10名のお姿を拝見しながら、入選される企業様の社風を存じ上げているだけに、
素晴らしい人財は素晴らしい会社がつくり、その素晴らしい会社は、やはり「志高い社長」で決まることも学びました。


18)
30年間には逆境から再起された企業様もたくさんありますし、
好業績企業様も自助努力でかなりの数になってきました。世に出る企業様は我々の誇りだと思っています。
学びの仲間である重道社長の分科会でのお姿は誇らしかったです


19)
しかし、私の指導不足で業容の拡大を停められず、大切な会員企業様を失った事実もございます。
15歳からお鮨のカウンター越しに企業の栄枯盛衰を見つめてきましたが、
その企業様の行く末が何か肌感覚で分かり、ついつい粗野な指導しか出来ないことを反省しています。


20)
30年間、皆様のお陰で日本創造教育研究所も発展してきました。
多大なる皆様のご寛容なお気持ちでお育て頂いたと思っております。誠にありがとうございました。
起業家養成スクール生を我が子のようにお育て頂いた故・菅スクール長、故・瀬戸チュ―ターにも御礼を申し上げます。


特に、パートナー講師の皆様方にはお礼の言葉もない位、苦しい時を支えて頂きました。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。


21)
そして、30年間この会社を支えてきてくれた川本相談役や松原社長はじめ取締役の皆様や幹部の皆様、
そして、泣きながらご受講生の方々と対話して、創業の時からずっと長い間頑張ってくれている社員さんや新人スタッフ。
心から心からお礼を申しあげます。


22)
今の心境は、
「なにごとの おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」
西行法師の詠んだ和歌の気持ちです。


私ごとき資格なき者が、資格あるがごとくお育て下さった恩師、その恩師に数秒違わずお会いできたこと。
そして、皆さまのお支えに重ねてお礼を申し上げて、お詫びとお礼に代えさせて頂きます。
さらに精進して「千里を通う誠」を胆に銘じて努力します。

田舞徳太郎


 

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓『縁は切ったらあかん』

「君な、人に縁を切られても、自分から人の縁を切ったらあかん」。
 このことは幸之助によく言われました。

 人との縁、繋がりは大切なものです。
 縁ありて花開き、恩ありて実を結ぶ。

 人と人との出会い、繋がり、それを縁という心の絆で大きく育て上げていくことが大事です。

「自分の方から人の縁を切らない」
 その念いが人生を豊かにすると、幸之助に教わりました。

                          木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)


1)
昨日は東京の経営理念塾でした。
TTコースのファシリテーターの古瀬社長はご子息と幹部さんの5人でお見えでした。
二回も経営理念塾をお受けになり、上級コースの経営理念作成セミナーにもご参加されて、見事な経営理念を完成されました。


2)
今でも箕面加古川山荘・明徳庵で、理念を完成された時の感動は忘れません。ビジョンも非常に明確でした。
なぜ、理念を完成したのに再度学ばれるのか?という疑問ですが、
田舞塾の教育ケースのご提供が大きな要因だそうです。


3)
昨年、田舞塾開催寸前で、ある会社様の教育ケースの取材が出来なくなりました。
教育ケースを書いている福島君が、
「田舞さん、次の方が事情があり急にキャンセルになりました。
 色々と探しているのですが、見つかりません。どなたかお願いできる人はいませんでしょうか?」との依頼でした。


4)
「分かった、北王流通の古瀬さんに無理を頼んでみるから!」ということで、古瀬社長に無理をお願いしたのです。
ちょうど日創研の会員企業様に大きな問題が生じ、二人で連絡をし合いながら「経営相談」に乗って頂いていた最中です。


5)
TTコースで古瀬社長が担当された社長様が非常に苦しまれており、すぐにお電話をして対策を練って頂きました。
毎日お電話で指示した具体策をチェック頂き、私にも連絡や現況を報告を毎日くださいました。


6)
ファシリテーターの方々は厳しいという評価をされていますが、全くそんなことはありません。
全ファシリテーターが非常に優しい方ばかりです。担当が終わってからでも親切に相談に乗って下さいます。
日創研のTTコースが30回目を迎えられるのも、すべてはファシリテーターさんのお蔭です。


7)
そういう状況で頻繁に連絡をし合っていたものですから、
「古瀬さん、田舞塾の二回目の教育ケースをお願い出来ませんか?」と、事情を説明してご無理申し上げました。


8)
「分かりました。協力します!」というお返事を頂き、田舞塾の緊急事態をご支援頂いたのです。
教育ケースは毎回、出来上がった原案を福島君が作成し、最終設問を私が作成するのですが、
北王流通さんは単なる物流業務ではなく、すでに3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)に特化したビジネスモデルに革新されていました。


9)
ケース・メソッド授業では、
1.新しい倉庫の建設
2.ルート開発のマーケティングなどでたくさん学びました。
今でも緊急事態を切り抜けられたことに感謝しています。

ところが、教育ケースを作成しながら、「ビジネスモデルを革新されているのに経営理念が同じ?」と、ふと疑問がわき、
そこで古瀬ファシリテーターと打ち合わせをして、起業家養成スクールOBのご子息を含めて、
今回の経営理念塾のご参加になりました。


10)
古瀬ファシリテーターがTTコースをご受講されていた時に、熱海のホテルで「増益型経営計画書作成セミナー」に参加されました。
研修後はご一緒に露天風呂で色々と話し合い、月が美しく、樹木に囲まれて、人生や経営を本音で語り合いました。
それだけに、今でも鮮明に当時を覚えています。お互いに悩みや事業継承などをしんみりと話し合ったものです。


11)
研修の時には厳しいことを申し上げていますが、終わったら皆さんと「一人の人間」として関わり、
飾ることなくお付き合いするのが我々の信条です。いつまでも皆様に受けたご恩を忘れてはいません。


12)
今回も、北は北海道・南は鹿児島までご出席頂き、「事業ドメインと戦略ドメインと理念の関係」を講義しました。
出光佐三氏が「これは、出光の憲法だね」と振り返っていた5つの主義方針の内容もお話をし、
昭和15年に発表した出光の憲法の凄さと同時に、偉大な経営者に共通する、
「社員さんやその家族への愛」を強く感じました。また、多くが「海賊と呼ばれた男」の映画も見られていました。


13)
「出光の憲法」の5つの主義方針の四番目
「黄金の奴隷たるなかれ」
一、出光商会は事業を目標とせよ。金を目標とするな。しかしながら決して金を侮蔑し軽視せよと言うのではない。
一、事業資金として大いに金を儲けねばならぬ。経費も節約せねばならぬ。冗費無駄を省かねばならぬ。
(中略)ただ将来の事業の進展を邪魔するような、儲け方をしてはならぬ。
あくまでも事業を主とし、資本蓄積を従とし、この本末を誤ってはならぬ。


14)
アメリカのトランプ次期大統領に、日本人のこのような高い精神性を学んでもらいたいですね。
先日の記者会見を見ただけでも、保護主義が台頭する予感がします。
ツイッターの一つ一つに一喜一憂する方もいますが、私は冷静に見つめたいと思います。


15)
アメリカは「開拓者精神」と例えられることがありますが、
インディアンをはじめとした先住民を大切にしてこなかった国です。
特に金持ちを優遇する国であり、法律の48%は富裕層に有利なように出来ていると聞いたことがあります。


16)
スタンフォード大学に参りました折、私の客員研究員赴任に反対する教授たちを説き伏せて、
私をお招き下さったダニエル・オキモト教授は「仮面のアメリカ人」という本を書かれています。
徹底して「ジャップ」として虐められ、学問で自分の生きる道を切りひらいた恩師の「少年時代」に勇気を頂きました。


17)
今回は、機能的な経営理念ということにも触れました。
単なる情緒的な理念は、何も付加価値を産みません。
経営理念は、錦の御旗であり、判断基準であり、未来を切り開く自社の「可能性」を語るものです。
私は松下経営哲学や、スタンフォード大学のジェリーポラス教授、ジム・コリンズ教授に影響を受けています。


18)
他人の不幸の上に自分の幸福を築くようなことは絶対に長続きしません。
理念なくして、新技術や、新商品や、新サービスの発想は生まれず、おそらく経営革新も出来ません。
経営理念を創ると、その経営理念に生き切る事を強く求められます。しかし「一以って之を貫く」事が出来るのです。


19)
理念とは、「より長い期間、より多くの人や組織に幸せや利益を与え続けるにはどうするか」を顕わしたものです。。
社長や幹部や社員さんを教育するものであり、どんな困難でも乗り越えていく心の支えになるのです。
スタンフォード大学時代、三日三晩眠る時間もなく、必死に研究論文に挑みましたが、経営理念が支えてくれたのです。


20)
理念が先で、戦略は後にくるものであり、出発点を間違えると、ずっと尾を引いてしまうのです。
理念には形がありません。しかし、経営で最も大事なのは形のない「精神活動」なのです。
スタートの精神活動が強ければ強いほど、方法・手段が活き活きとしてきます。
企業の成否は、すべて社長の精神活動で決まります。易きに流れた精神活動からは何も生まれないのです。


21)
先ほどはアメリカのこと書きましたが、過去はさておいて、見習うべきことがたくさんあります。
まず、努力次第で自分の人生をどうにでも出来るお国柄です。だから「必死に考え、働く」のです。
失敗を恐れずチャレンジし、彼等は星条旗を自分の「アイデンティティ」として誇りをもって掲げます。


22)
人間がよりよく生きるには「アイデンティティ(自己同一性)」が欠かせません。
以前から「アイデンティティ・クライシス」が叫ばれてきました。

我々は安倍内閣を応援しなければなりません。頑張っておられます。
現在、政府で取り組んでいる「働き方改革」の中には、
中小企業の経営者の一人として「本当にこれで良いのだろうか?」と思うこともあります。


23)
「小人閑居して不善を為す」という論語の言葉があります。
一部の政治家が不善を為しているのは閑だからです。アメリカのように「無給」で奉仕して頂きたいものです。

特に「美しい日本」「教育再生」に共鳴していますが、
最近は「働き方改革」や「アベノミクス」の話題が先行しているように感じます。

「美しい日本」「教育再生」は、安倍内閣の政治理念だったはずです。
教育に携わる者として、教育再生が第一優先だと思います。

田舞徳太郎

親愛なる皆様
明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。


日本創造教育研究所はお陰様で、今年で創業30周年を迎えます。、
私どもの使命である「中小企業の活性化」に向けてさらなる努力をします。
本年もよろしくご指導をお願い申し上げます。


元日には、長崎から京都の社長塾や東京の経営理念塾に参加されているT社長様より、
新年のご挨拶と「創業の精神の添削」の原稿を頂戴しました。


T社長様は昨年8月からのご縁ですが、
私と同じ郷里ということもあって我々日創研をご信頼下さり、
来年4月からの30TTコースに参加され、ご子息は第24期起業家養成スクールに参加されるようです。
親子で一緒に学ぶことはなかなかありません。


親子も夫婦も「一期一会」であり、「この世限りの縁(えにし)なのだ」と、禅の師に教えて頂きました。
今年も、一日一日大切に生きていきたいと思います。


新年早々、月刊『理念と経営』の原稿を書いていました。
以前、拝金主義を唱えていた堀江貴文さんが脚光を浴びていた頃、
ある出版社が堀江貴文さんの成功物語を出し、新幹線の中から編集長を怒鳴りつけていました。


そうした私の動向に対して、パナソニックの谷井4代目社長から京都・嵐山の料亭でたしなめれられました。
「田舞君な、短気は損だぞ。僕もな若い時は短気やった。一緒にがまんしようや」
この優しいお言葉を忘れることはありません。


現在、政府が「働き方改革」を進めようとしていますが、
元日の日本経済新聞の第一面は「当たり前」もうない。逆境を成長の起点に でした。


我われ中小企業には厳しい年を迎えることになりますが、
学習する組織になっている企業様にとっては、非常に大きなチャンスの時代です。
今年もよろしく頑張りましょう。


私が書き進めている、月刊『理念と経営』の「働き方改革」に対する原稿の一部分です。

「安易な書物がたくさん出版され、いかにも気楽に幸福が手に入るような広告がいっぱい目に入ります。
 しかし、私たちの人生には明確な法則があり、どんなに幸福の方法を考えても努力しない限り生じてはこないのです。

 どんなに才能に恵まれた人でも、
 努力を怠った人で真に幸福を手に入れた人はいないのです。

 私は一〇一歳で天寿をまっとうされた伊與田覚先生に、
 「偶々(たまたま)得るを幸(こう)と謂(い)い、自ら得るを福と謂う」と強く教えられました。

 幸福の幸は脆く、偶々ふって湧いたように出てきてはすぐに逃げていく性質をもっています。
「福」は偶然には生まれてきません。努力の量しか生ぜず、かつ試練を与え我われを試した上で受け取れるものなのです。

 なぜ、精神的回復力が必要かと言えば、困難を乗り切る時とか、逆境にジッと耐えるとか、
 負けそうになったり、実際に挫折から起き上がる時に必要なものです。

 我々の世代は、
 1.根性 2.精神力 3.自立心 4.執念だとかは、
 親の躾教育や、学校の教育(知育・体育・徳育)や、仕事を通して厳しく育てられました。

 現代の教育観からすれば「古臭い」と言われがちですが、
 日本本来の精神文化が、アメリカに渡って横文字にして説明されるとみんなが納得するのです。
 現代日本の軟弱性を顕わす一つの事例とも言えます。・・・・・・・」


3月までに働き方改革実現会議で示された実行計画動き出すと、我々中小企業はさらに厳しくなります。
非常に感動したのは、電通に対する田原総一郎さんのインタビューでのコメントでした。
「今の電通は日本社会の縮図で、日本企業の仕事の進め方自体を変える必要がある」
さすがは大御所ですね。一言の批判もなく「大局的」に発言されていました。これを見識というのでしようね。


さて、原稿を書き、高校一年の孫と「教育とか生き方」についてディスカッションしました。
横で中学一年生の弟と、その横に小学校三年生になる長男の孫が座ってくれていました。


祖父である私の役割は、強制ではなくソフトに「孫」を健全な価値観の持ち主に導く事だと思います。
高校一年と高一や3年生の孫は子供論語塾で「大学」「論語」を学んでいますので、
「明徳って何?」と質問しながら楽しみました。


久しぶりにぐっすりとたくさん眠りましたので頑張ります。
今年もよろしくご支援下さいませ。

田舞徳太郎
 
■■■■■■■■■■ 田舞徳太郎がお勧めする研修 ■■■■■■■■■■

  ( 詳しい説明をご希望の方は、info@nisouken.co.jp にご返信下さい )

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●田舞徳太郎の可能思考研修 特別基礎コース

    東京研修センター:3月 3日(金)? 5日(日)
  福岡研修センター:5月19日(金)?21日(日)
  大阪研修センター:5月29日(月)?31日(水)
   詳しくは=> http://goo.gl/BTDZpW
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■日本創造教育研究所 創業30周年記念 新春経営者セミナー
  日 時:2017年1月18日(水)・19日(木)
  テーマ:『王道の経営?真価に挑む?』
会 場:グランドニッコー東京 台場(旧ホテル グランパシフィック LEDAIBA)

◆講師紹介(講演順)
1.高 田  明氏 株式会社ジャパネットたかた創業者
2.丹羽宇一郎氏 伊藤忠商事株式会社 前取締役会長
3.渡邉 美樹氏 参議院議員・ワタミグループ創業者
4.及川 智正氏 株式会社農業総合研究所 代表取締役社長
5.石坂 典子氏 石坂産業株式会社 代表取締役
6.大塚 宣夫氏 医療法人社団慶成会(青梅慶友病院・よみうりランド慶友病院)
会長

◆第6回「心に残る、ありがとう!」体験談 公開選考会・贈賞式

◆分科会(五十音順)
1.重道 泰造氏 株式会社アイグラン 代表取締役
2.住友 達也氏 株式会社とくし丸 代表取締役
3.箕田 順一氏 株式会社ミノダ 代表取締役
4.山本 梁介氏 株式会社スーパーホテル 会長

  超豪華講師陣による魂のこもった講演!乞うご期待!!
   詳しくは=> http://goo.gl/jtdFQB

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●可能思考研修 基礎コース(SA)

    1.大阪研修センター        1月13日(金)?15日(日)
                                1月23日(月)?25日(水)
                                2月 3日(金)? 5日(日)
                                2月13日(月)?15日(水)
                                2月27日(月)?3月1日(水)
                                3月10日(金)?12日(日)
                                3月27日(月)?29日(水)

    2.東京研修センター        1月13日(金)?15日(日)
                                1月23日(月)?25日(水)
                                2月 3日(金)? 5日(日)
                                2月13日(月)?15日(水)
                                2月20日(月)?22日(水)
                                3月 3日(月)? 5日(水) 講師:田舞徳太郎
                                3月21日(火)?23日(木)

    3.福岡研修センター        1月13日(金)?15日(日)
                                2月 3日(金)? 5日(日)
                                2月20日(月)?22日(水)  会場:タイセイビル(福岡市中央区)
                                3月10日(金)?12日(日)

    4.名古屋研修センター      1月13日(金)?15日(日)
                                2月 6日(月)? 8日(水)
                                3月 6日(金)? 8日(日)

  5.札幌研修センター        1月27日(金)?30日(日)

     詳しくは=> http://goo.gl/tKcGm7

───────────────────────────────────
【新研修】
●Theマスター・コミュニケーション6か月プログラム(2日間×6か月)
  志を高め、人格を育み、人を育て、業績を上げるために必要な、
  社長・幹部のコミュニケーション能力を高める新プログラム

  大阪研修センター :2月 7日(火)?
   詳しくは=> https://goo.gl/tWvqGa
───────────────────────────────────
●業績アップ6か月研修 (月2日×全6回) ※第1講のみ3日間
  理論を学び自社で実践し、6か月間で業績の上がる企業体質へ変革します。

  大阪研修センター :1月25日(水)?
  名古屋研修センター:2月 1日(水)?
   詳しくは=> https://goo.gl/9kgfd0
───────────────────────────────────
●マネジメント養成6か月コース (月2日×全6回)
  マネジメントの基礎理論を学び、PDCAサイクルを身につける研修です。

  東京研修センター :1月23日(月)?
  福岡研修センター :1月26日(木)
  広島営業所    :1月30日(月)
   詳しくは=> http://goo.gl/oJnNps
───────────────────────────────────
●第24期起業家養成スクール(1年間のうち、計104日)
  後継経営者が本物の経営スキルを習得するためのカリキュラム。

  会場:大阪研修センター他:1月28日(土)からスタート!
   詳しくは=> https://goo.gl/tfM9Ms
───────────────────────────────────
●経営理念塾(月1日×全6回)
  経営理念を基本から学びます。経営理念を作成し、社内への浸透も行います。
 (理念なき経営は罪悪を生み、経営なき理念はたわ言である)

  大阪研修センター:2月22日(水)?
   詳しくは=> http://goo.gl/yhRz8W

◎サテライト研修は、札幌・福岡・広島・名古屋の各センターでの受講です。
※サテライト会場で受講の場合は理念の添削がございません。
───────────────────────────────────
●社長塾 (月1日×12か月)
  社長の一念、社長の胆識が企業の盛衰を決める!
  経営者としての格を高める1年間です。

  京都・霊山歴史館:3月24日(金)?
   詳しくは=> http://www.nisouken.co.jp/000040.html
───────────────────────────────────
●2017年版(OJTに最大活用をして下さい)
 「理念と経営」コーチング型カレンダー
 「理念と経営」手帳 ※数に限りがありますので、ご注文はお早めに!

   詳しくは=> http://goo.gl/D8hUni
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●日創研の朝礼見学会 参加者大募集中!【無料】

  朝礼のマンネリ化にお悩みの方、職場のモチベーションアップを図りたい方。
  『13の徳目』を活用した日創研の朝礼を是非ご見学ください!

  お申込はこちらから!
   => https://goo.gl/RdDxn6 
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配信停止をご希望の場合は、お手数ですが件名に「田舞通信配信停止希望」と
ご記入いただき、ご登録アドレスとお名前をinfo@nisouken.co.jp宛に
お知らせください。

■■■■ 田舞徳太郎通信 ■■■■■■■■■発行:日本創造教育研究所■■■

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓『事業経営で一番大切なこと』

「事業経営で一番大切なことは、すべての関係先と、共に栄えていく共存共栄の精神である」
 と、松下の基本理念として大切にしてきました。

 他人だけの不幸があり得ないと同様に、自分だけの幸福もあり得ないと、
 幸之助は共に栄え行く道を終生求め続けたのです。

 事業経営で一番大切なことは共存共栄の精神です。」

                               木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)

 

メールに返信が出来ていません。お許しくださいませ。
なお、経営相談に関しては、浜本にご連絡下さい。電話「06?6388?7741」


1)
たくさんのメールを頂いていますが、返信が出来ておらず誠に恐縮です。お許しください。
来年に向けての仕事が溜まっており、あっという間に時間が過ぎます。


2)
さて、一昨日は第23期起業家養成スクールで56kmの「六甲全山縦走」を行ないました。
毎年、ゴールへ迎えに参りますが、彼ら彼女たちの姿がヘッドライトの灯と共に近づいてくると、
若者たちの素直に挑む心根に感動します。よく頑張りました。


3)
起業家養成スクールOBも多くが応援に駆けつけてくれ、起業家チューターの方々も必死にサポート下さいました。
23期生も人物的に随分と大きくなりましたが、その中でも紅一点の小川さんは56kmの縦走も大したことではなかったようです。


4)
彼女は今年大学を卒業したばかりですが、
大学生活の最終年度と起業家養成スクールを見事に両立させ、いつも笑顔で盛り立ててくれました。
学生時代からアスリートとしてハードな訓練をこなし、400mリレーでは大学新記録を持つだけに、準備は既に出来ていました。


5)
私は口癖のように、何かあった時の「準備」を口癖のように言いつづけています。
起業家16期卒業の廣井君は、7年前の起業家養成スクールで作成した新工場の方針を、
2億5,000万円かけて完成させ、親孝行をしています。


6)
廣井君の社業は一般的に不況業種に分類されますが、
彼はニッチャーの戦略を徹底し、お父様の時とは異なる「ターゲット顧客」に絞り、
まさに、日創研で学んだことを具現化しています。
能勢鋼材の能勢社長も航空機でおなじみのボーイング社との取引開始です。


7)
年末ということで色々な会員企業様から業績の報告を頂きますが、学びの時間と業績は正比例しますね。
やはり、常日頃から「準備」していないと、いざという時にチャンスをつかめませんし、危機を回避できません。

 

8)
同じく一昨日には、北九州の飯野さんにお電話しました。
福岡初開催の「ケースメソッドで学ぶ幹部育成セミナー」の教育ケースご提供のお願いのためでしたが、
日創研経営研究会でもご活躍ですが、素晴らしい業績を上げ、海外戦略をお聞きしました。


9)
今年も業績アップ上級コースでコア・コンピタンス経営を学ばれ、
来年はご兄弟で「Theマスター・コミュニケーション6か月プログラム」にもご参加くださいます。
ご参加される方々の名簿を見ると、まさに私よりもご立派なコミュニケーションのマスターの方々ばかりです。


10)
Theマスター・コミュニケーション6か月プログラムは、
お陰様ですでに定員まで残り10数名となり、ご支援に心から感謝を申し上げます。
ご多忙の中を、「この方は友情ご参加だよ・・・」などと、担当者と打ち合わせをしていますが、心からお礼を申し上げます。


11)
私は何でも本音でズバッとコミュニケーションを取り、その本音で発言することで、日本青年会議所でもご評価頂きました。
「一言一言、文句が出ないような模範解答をするようでは駄目だ!」という、尊敬する経営者のお言葉を信じています。
特に今年は、スタンフォード大学へ行く前と同じような危機を感じており、苦しい胸のうちをお聞きするとしんどいです。


12)
お釈迦様は、「沈黙している者も非難され、 多く語る者も非難され、 少し語る者も非難される。」と、
人間社会の厳しさを述べています。

現在、安倍内閣で設置された「働き方改革実現会議」で、
「同一労働同一賃金」の導入について議論が行なわれています。

 

12)
総務省の調査では、国内の非正規労働者の数は年々増え続け、
去年1年間の平均では1980万人に上り、労働者全体の37.5%を占めています。

一方、厚生労働省によると、フルタイムで働く人の賃金を比べた場合、
去年の平均で正社員は月給32万1100円だったのに対して、非正規労働者は20万5100円と、大きな差があります。


13)
厚生労働省が所管する団体の5年前の調査では、賃金の格差の理由について複数回答で企業に尋ねたところ、
「責任の重さが異なる」という答えがおよそ68%と最も多く、
次いで「中長期的に役割や期待が異なる」と「正社員には一部質の異なる仕事がある」がいずれも34%、
「ほかの事業所への異動がない」という回答も20%に上っています。


14)
問題は、こうした状況は経営者が創りだしているということです。
政治・経済・社会・新技術など、我われ中小企業を取り巻く環境は日々厳しさを増す中で、
危機感の欠如は必ず準備不足を招くのです。


15)
ある方の新事業参入について、納得してもらうために、その方のために向けた講義もしましたが、
本当に教育とは何か?をつくづく考えさせられた一年でもありました。
大いに反省したり、書物を読み直しては「気を取り直したり」でした。


16)
でも、一昨日のように青年経営者予備軍の発表を聞いていると希望が湧いてきます。彼らの純粋な言葉に励まされます。
「山は登るときはきついけれど、下りはアッという間で、経営と同じだと感じました」
「明確な到着地点という目標があるから、途中で投げ出しそうになっても歯を食いしばって歩きました」


17)
今の若者たちは健全です。静かに発表を聞きながら、その素直さに感動しました。
そして、それを駄目にするのが我々大人なのだという反省も伝えました。


18)
小成に甘んじて横道にそれて、それで業績を聞くと赤字すれすれまで来ている会社もあり、ご子息が気の毒になります。
あるいは、変なプライドをもって、ちょっとした言葉に反応する社長もいます。
日本のプライドと英語のprideを賢慮して下さい。

 

19)
さて、過日は京都で開催した社長塾の翌日に、故・伊與田覚先生のご自宅にご挨拶に参りました。
たくさんの伊與田覚先生のお写真をお預かりして、それを1月の社長塾で先生の人となりをお話したいと思います。


20)
伊與田覚先生は教師をされておられましたが、疎開先で「私がこの袴を脱いで召集されたら日本が敗けた時です」と、
子供たちに日頃から言われておられたそうです。そして、敗戦後に、自分の教師としての「節」を曲げずに辞職されたのです。


21)
改めて、若い時から素晴らしい恩師にお出会いさせていただき、この13年間は伊與田覚先生にお教えを頂きました。
なぜ、人間は自惚れて「自信過剰になるのか?」。アメリカの実験の結果がありますが、
理由は、大人になったりすると、子供の時に比較し、????ってくれる人がいなくなるからだそうです(アメリカだと信じるでしょう)。


21)
こんな私が「中小企業の活性化」一筋に頑張ってこれたのは、みんな恩師からの叱責とお教えがあったからです。
伊與田覚先生に教育の悩みをお尋ねすると、「どんなことでも批判する人はいるのです、その時こそ!」と、
「中庸」の章をお教え頂き、あらためて、自分の「寄る辺」を学びました。


22)
起業家養成スクールでご講演頂いた山之上社長のお話で、「15億の売り上げで6億の利益」というご報告を頂きました。
アンの築林社長、武蔵境自動車の高橋会長、ボクデンの景山社長、本当に素晴らしい経営者の方々に囲まれ、
起業家養成スクール生と共に、皆様方のご友情に心励まされます。


23)
2月からの「THEマスターコミュニケーション6か月プログラム」、同じく「大阪経営理念塾」、3月からの「社長塾」と、
至らぬ私の言葉をお聞き下さることに重ねてお礼を申しあげますと共に、若者たちの純粋さに心打たれた一日でした。

最後に8TTコース修了の阪本享三様の奥様の阪本陽子様(享年68歳)がお亡くなりになりました。

心よりご冥福を祈念します。

田舞徳太郎
 

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓『お客様のためという素直な心』

 自己中心の経営姿勢は覇道に近いというのが、幸之助の教えでした。

 お客様のためという信念から出た呼びかけでなければ、
 内なる強い説得力は生まれてこないのです。

 日常の何気ない出来事の中にも、
 他人を思いやる気持ちが大切であり、
 そこに王道の経営の強さがあるのです。

 お客様のためという素直な心が、理想の灯りを点すのです。」
                                    木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)


メールの返信が出来ておりません。お許しくださいませ。心からお詫びします。
なお、経営相談は06?6388?7741の浜本まで連絡を下さい。早急に対応します。


1)
伊與田覚先生が11月25日にご逝去され、お通夜と告別式がしめやかに執り行われました。
北海道、東北、関東、信越、北陸、東海、近畿、山陰、四国、九州など、
日本全国から伊與田覚先生を慕う京都・社長塾の方々がご参列されました。心からお礼を申し上げます。


2)
パナソニックの谷井昭雄四代目社長様もお見えになり、心からのご哀悼のお姿に、改めて偉大な人物の所作に感動しました。
松下幸之助翁とも伊與田覚先生はご親交があり、松下幸之助商学院の北山元学院長もご参加でした。


3)
臨済宗のご住職様(東福寺・霊源院)が、心を込めて読経されながら、途中「修己治人に執して・・・・」と述べられました。
東福寺は伊與田覚先生の奥様のお墓があるお寺ですが、
奥様が亡くなられてから喪が明けるまで、先生は必ず社長塾の途中に立ち寄られ、お参りをされていました。


4)
私も当然のことながら、雨の日も雪の日も先生のお手を取りながらお墓までお供をしました。
3年間の喪が明けるまでの時間は、四書五経の師というだけではなく、父に縁の薄かった私には心洗われる「慈愛の時」でした。


5)
坂村真民先生もそうでしたが、ご一緒に歩きながら日に日に先生の息が荒くなり、お寺の門を入ってから出るまでは、
お嬢様やお孫さんとご一緒しながら気が気ではなかった事を思い出しました。
ご自分の妻に敬虔に喪に服される姿も「礼」なのですね。


6)
社長塾だけではなく、何かあると伊與田覚先生のご自宅にお邪魔しては、色々とご教授頂きました。
告別式には、先生が小学校の教師だった時代の教え子さんもお見えになられ、久しぶりにご挨拶をしました。


7)
ご縁を頂いてわずか13年間のご指導でしたが、私には生き方の模範となる偉大なる恩師でした。
伊與田覚先生は、司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」がお好きで、ドラマの主題曲の「stand alone」が流れると、
タクシーの中でも、ご自宅をお暇する時でも、いつも日本の未来を憂いておられた先生の深い念いが、思い起こされ涙が出ました。


8)
喪主であるご長男様が、伊與田覚先生の生い立ちをご挨拶で為されましたが、
7歳の時に亡くなられたお母様が、「この子は、大きくなったら先生にするのよ」と言っておられたそうです。
高知から大阪府池田市の池田師範学校に入るいきさつも心に響きました。


9)
今のように飛行機もなく、志高く大阪を目指された伊與田覚先生の少年期のお気持ちは、いかばかりだったかとご推察します。
師範学校は戦後に大阪教育大学となり、現在は市民病院になって、自宅から銭湯に向かいながら師範学校跡の前を走りました。


10)
18歳で修養団の蓮沼門三先生のお弟子さんになられ、20歳の時、大阪の池田市から歩かれて箕面まで行き、
そこで安岡正篤先生とお会いされたのです。新稲という私の自宅から5分の場所ですが、ご案内すると「ここだ」と大声を出され、
私の車から降りて、奥様の制止を振り切られて、思い出の場所を必死に探しておられました。


11)
昭和10年、当時血気盛んな伊與田覚先生は、20歳ながら安岡正篤先生の講義に猛然と異議を唱えられた事もありました。
しかし、そんな伊與田覚先生のお姿を、周囲がなだめながら、かつ安岡正篤先生の人物の大きさでしょう。
安岡正篤先生は笑顔で受け入れられたのです。


12)
告別式が終ると、社長塾の皆様方にたくさんご参加いただき、社長塾を「伊與田覚先生を偲ぶ会」として執り行いました。
大阪センターの会場一杯にご参加されて、いつものように「伊與田覚先生のお言葉」をお聞きし、
私の先唱で学而第一を全員で素読しました。


13)
私も冒頭でご挨拶をさせていただきましたが、
伊與田覚先生がよくお話し下さった『中庸』第14章「君子は其の位に素して行い、其の外を願わず」の下りをお伝えしました。
「田舞さんね、人間はその立場立場で懸命に物事に取り組み、その外を願ってはうまくいかないのだよ」と、諭されました。


14)
私が理解出来ずにいることを察して下さり、質問にも本当に丁寧に、我が子を諭すようにお話下さいました。
ただ、最澄さんと空海さんの件でお尋ねした時には、毅然と「体験しなければ伝えられないのだよ」と厳しくお答えなさいました。


15)
最澄さんは比叡山をお開きになり、法然上人、親鸞上人、日蓮上人、道元禅師など多数の方々をお育てになり、
仏教を大衆に教えてはならないという幕府のお達しの中、色々と悩める衆生に啓蒙をされていました。


16)
一方、空海さんは私の故郷のお寺から中国に渡られ、そこで密教を身につけて帰国され、高野山を開創になりました。
最澄さんは丁寧に空海さんに教えを乞うのですが、なかなか教えてもらえず疎遠になります。私はそのことをお尋ねしたのです。


17)
日創研の研修でも、理解しにくい部分は言葉ではなかなかお伝えしても分からないところがあります。
基礎コースなどは「気づき」がテーマでも反発を買ったりしますが、可能思考教育の「体験学習」の難しさを痛感するだけに、
伊與田覚先生の毅然としたお言葉がよく分かりました(ただ、この時はお声も厳しく、理解するまでは考え込みました)。


18)
東証一部に上場された阿波製紙の三木社長が、途中でお帰りになるのでお言葉を頂戴しましたが、
第一回目の社長塾からご参加で、曲阜や夫子堂など、孔子さまゆかりの土地を伊與田覚先生ご夫妻とご一緒に旅しました。


19)
皆様で、伊與田覚先生の思い出をディスカッションして頂きましたが、色々な事が思い出されたのでしょうね。
涙ながらにお話をされている方もあり、数人の方々に発表を頂きました。特別参加して下さった北山先生にもお話し頂きました。


20)
北山先生は現在、箕面「学問の道・時習堂」の館長をお願いしていますが、平成こども論語塾で伊與田覚先生の志をご継承されています。

北山先生の思い出のお言葉として、
1.法ある時は法に従い、
2.法なき時は慣習に従い、
3.慣習なき時は情理に従う、

伊與田覚先生の教えを噛み砕きながらお話頂きました。


21)
その後、11月5日にお邪魔して、私の質問に伊與田覚先生がお答え下さったDVDを上映して皆でご生前最後のお姿と、
一言、一言、噛みしめながらお答え下さる誠実なお姿に全員が感動されていました。
伊與田先生がお元気な頃の記録をたくさん遺していますので、今後、編集した動画を講座中に上映する計画です。
偲ぶ会の最後にまとめのDVDを上映し、夕方6時頃には「仰げば尊し」を全員で唄って終了しました。


22)
正直、第14期の社長塾は悩みました。
結論としては、伊與田先生のお嬢様にお許しを頂いて、
「伊與田覚先生に学んだ社長塾」として、来年3月から伊與田覚先生のお志とお考えを不肖の私が受け継ぐことにしました。


23)
非常に重圧を感じておりますが、第13期を任せて頂く折、
「君には君の苦労もあったのだから、その体験を柱にしなさい」とも仰っていただき、
これも天命であり、試練であると受け止めています。


24)
幸いにして、私が以前学んでいた書物を、伊與田覚先生も参考にされていました。
2月から新しい「Theマスターコミュニケーション6か月プログラム」もあり、
天より与えて頂いた使命を全うしてまいります。


25)
禅の師である田里亦無先生が亡くなられた時、仲間とご一緒に「正法眼蔵・現成公案の巻」を大声を上げて合唱しながら、
田里亦無先生のお棺を運びました。師縁を大切にすることを身をもって体験し、
そうした学びから、伊與田覚先生にも、論語「為政第二」の「思い邪(よこしま)無し」の気持で仕えて参りました。


26)
どんなに阿っても、恩師は些細なことでも見破ります。まさにこの13年間は伊與田覚先生に鍛えられた貴重な時間でした。
19歳の折に読んだ「サルトルとボーヴォワールの対談」を思い出します。

「最初から立派な人間はいない、立派になりたいと願って、日々立派になるための努力をして、やがて人間は立派になっていくのだ」

日々精進して、伊與田覚先生のお教えを中小企業の活性化としてお伝えしていきます。

合掌

田舞徳太郎

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓『自分の殻から飛び出せ』

 私が悩んでいる時、幸之助が励ましてくれました。
「悩むのも大事だが自分の殻に閉じこもったら負けやで。素直に人の教えを乞うことも大事やで」

 失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れたいものです。
 悩みから逃避するのではなく、悩みがあるから生きがいがあるのだと考えれば必ず道は開けます。」

                         木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)


メールの返信が出来ておりません。お許しくださいませ。心からお詫びします。
なお、経営相談は06?6388?7741の浜本まで連絡を下さい。早急に対応します。


1)
一昨日の夜に長野の講演から帰阪し、ホテルに着いてから12月の田舞塾の教育ケースのチェックと設問づくりでした。
印刷業の経営革新がテーマですが、ケース提供企業のアイキャッチの山口社長が起業家養成スクールを卒業した後も、
業積アップ上級コースでコア・コンピタンス経営などを学んでいるだけに着目点が良いです。


2)
過日の日創研経営研究会の特別研修でもお伝えしたように、全ての既存事業のビジネスモデルが大きく変わります。
コア・コンピタンス経営は先回り経営でもあり、5年後はこうなるであろうと仮説を立てて、
その仮説に基づき、自らの既存モデルを破壊していくのです。単なる改善だけでは太刀打ちできない時代です。


3)
今日からの田舞塾は「海外戦略」と「コア・コンピタンス経営」がテーマですが、12月は「経営革新」がテーマです。
山口社長が猛烈に経営革新に挑んでいますが、福島君がまとめた40ページ近い文章をチェックしながら、
こうした若い社長たちがいることを誇りに思います。


4)
山口社長は起業家養成スクール時代から血気盛んでしたが、単に親のすねかじりではなく、卒業後も真剣に学んでいます。
印刷業は久しく不況業種と言われ、TKCの黒字企業の数字でも、一社当たりの平均利益はわずか80万円です。


5)
お父様の山口会長もご立派で、自己資本比率も75%あり、経常利益率も5年連続10%を超えています。
しかし、その上に安住しないところが、現社長の素晴らしいところです。彼には事業経営に対する真摯さがあります。


6)
ときには、今でも電話でお説教したりしますが、果敢に「経営革新」に挑む姿から多くの経営者は学んで頂きたいです。
才能ではなく危機感があるかないかで決まると思います。起業家精神を喪失した日本ですが、若者を育てなければなりません。


7)
さて、京都を本社とする「ハウスドゥ」さんが、12月8日に東京証券取引所の一部への上場が決まりました。
安藤社長には23年前からお世話になっていますが、安藤社長が受講されたLTコースは、大阪センターの澤田さんが担当でした。


8)
彼女に当時の安藤社長のことを聞くと、凄い成果をつくるタイプで「この人、何者?」という印象だったようです。
日創研を信じて下さり、リーマンショックの時には経営危機もありましたが、経営革新をしての上場です。


9)
今年は阿波製紙さんも東証一部に上場されましたので、ファシリテーターの山内さんのご子息にお願いして株式を購入しました。
ハウスドゥさんの株式も購入しますが、FC加盟店になった日創研の会員企業様は、しっかり利益を上げておられます。


10)
ロシアの文豪トルストイの言葉に「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない」があります。
他人の不幸の上に自社の幸福を築くのは虚業であり、教育業も一部その側面があることを私はいつも気にしています。


11)
もしも間違えて教えてしまって、それで勘違いしたご受講生を間違えた方向へ導いたとしたら、まさに最悪の状況です。
ご受講料を頂戴しながら、本人をだめにし、挙句の果てに間違えた方向へ進んだでは、虚業では済まされないです。


13)
実際に「困った企業を救済する」などの謳い文句で、資金繰りに行きづまった会社から高額のコンサル料を取るとは、
これは人の道に外れた、最悪のものです。なぜ、たくさん存在した消費者金融がだめになったか?
それは人の弱みにつけこんだビジネスモデルだからなのです。コンプライアンス違反の非道徳的なものは長続きしません。


14)
私は安倍政権の労働規制の厳しさに、中小企業の行く末を案じていますが、悪質な会社があることも事実であり、
そうした企業はいずれ淘汰されると思いますし、社員さんを泣かせておいて、社長は遊び歩くなどは言語同断です。


15)
月刊『理念と経営』12月号企業事例1に掲載された、関家具の関社長の考え方に感動しました。
ニトリなどの数社で独占状態である家具業界にあって、創業48年で一度も赤字がなく、売上も149億円にまで発展しています。


16)
ちょうど、金沢の喜多ハウジングさんの思想に似ており、まさに「コア・コンピタンス経営」を実践されています。
特に「株式会社関家具経営の心得13か条」には、強い強い共感を感じました。一部だけご紹介します。

1.経営者は一年365日ハードワーク。
2.棺桶に片足を突っ込み、後の片足を突っ込む寸前まで火の玉の様に生きる。
13.会社を潰すな、油断をするな、危機意識、緊張感を常に持て。      などです。


17)
現在、83歳や79歳の方々も働いており、真の企業経営を貫いておられます。
関社長の「座右の銘」は、平安時代の闘戦経(とうせんきょう)の冒頭の「心に武(ぶ)を秘めているか」の言葉です。
早速、京都の社長塾か田舞塾で講師としてお呼びしたいと思いました。


18)
東証一部上場企業は、アイ・ケイ・ケイさん、阿波製紙さん、ハウスドゥさん含め計5社ですが、
皆様方に共通なのは、「心に武(ぶ)を秘めているか」という自分への厳しい問いかけです。
立ち止まることが出来ず、常に経営革新が求められています。


20)
以前、社長塾で学んでいる「中庸」の、「君子は、その位に素してその外を願わず」の文章を述べましたが、
我われ中小企業経営者は、あまりにも多くの事を願いすぎています。金、名声、地位・・・そして本業を疎かにしています。


21)
一昨日の長野の講演では、
1.職場を楽しいものにする
2.チームで仕事をする仕組みをつくる
3.Our Company(我われの会社意識を各々が持つ)
4.Do Your Best(結果にコミットする)
5.上達する(現状維持で満足しない)

この内容でお話しする予定でしたが、1と5を強調しました。


22)
長年苦境にあったK社長も、ようやく75%の現金取引をするところまで経営革新されました。
TT卒業で随分お世話になっただけに、メールのやりとりをしながら相談に乗りました。
日創研経営研究会の会員継続の相談も受けましたが、私は「これが支えだから待とう」とお願いしました。
一昨日のお話では今は乗り切ったようです。


23)
昨日はホテルで一日を過ごし、12月の田舞塾の設問を終え、京都・社長塾のレジュメもつくり、
鍼を打って、読書に時間を使い、有意義な至福の時でした。

32歳の時、このホテルの大宴会場で、2,500人を前にしてお話しされたサントリーの佐治敬三さんを思い出しています。
そこで押しかけてご縁を頂き、調理師学校や日創研設立に応援頂き、今も月刊『理念と経営』でお世話になっています。
誰に出会ったか?出会う前にどんな問題意識や苦悩を抱えていたか?人生の幸不幸はすべて自分の内側にあるのですね。


田舞徳太郎

 

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓『混合されてこそ調和がとれる』

「何事にも差異があって当然である。
 それぞれ異なるものがバランスよく、混合されてこそ調和がとれる。
 世の中のもの、すべてがオンリーワンです。
 その一つひとつが、コラボレーションされて、社会が成り立っています。
「矛盾を矛盾としないようにするのが、真の経営である」とよく幸之助に言われました。

会社が良くならないのは、矛盾をそのままにして経営しているからなのです。

                             木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)


メールの返信が出来ておりません。お許しくださいませ。心からお詫びします。
なお、経営相談は06?6388?7741の浜本まで連絡を下さい。早急に対応します。


1)
松下幸之助翁は、「矛盾を矛盾としないようにするのが、真の経営である」と言われていたようです。
会社が良くならないのは、矛盾をそのままにして経営しているからなのですと、木野親之先生も述べています。


2)
昨夜は偶然にも、その矛盾を解決して成長している「道頓堀ホテル」さんの新しいホテル「ザ・ブリッジホテル」の前を通りました。
本当の用件は、今年の9月に創業7年で東証マザーズに上場した「串カツ田中」のお店の視察でした。


3)
パワーポイントをつくりましたが、再度視察して「果たしてこの会社がどこまで伸びるか?」のチェックでした。
FC展開に切り替えましたが、上場しても、企業は、1.魔の川、2.死の谷、3.ダーウィンの海を繰り返します。
企業経営は、順調な時ほど慎重さが要りますから、あえてチェックに参りました。


4)
音羽の時代には、よく現場を回りました。
そして、臨店には「思考の質」が必要であることを同行してくれた新入社員の神永君にも伝えました。
色々な人が「ベンチマーク」などと言いながら、夜は話題が変わってワイワイガヤガヤしています。
まるで、旅行気分です。思考の質が低い証拠です。


5)
「いいか、神永君。思考の質以上には人間も経営も人生もうまくいかんぞ!」と、お店の観察方法を伝えました。
串カツ田中では「ちょっとしたイベント」を店員さんがされていましたが、
「この店のターゲット顧客はどんな人だと思う?」まさに、企業内コーチング」でいう質問です。
私はこうやって現場を見せて「新入社員さんをコーチング」しています。


6)
「明確に経営知識がない人は、何回ベンチマークしても、その会社の戦略は理解できないのだよ!」とも伝えました。
そして、企業経営の危うさともろさをティーチングで伝えて、部下を丁寧に育てていくのです。寸暇を惜しんで行うことです。


7)
その串カツ田中から、わずか40mの所にザ・ブリッジホテルがあり、「一度入ってみよう」と三人で立ち寄りました。
何とフロントに橋本明元専務がおられ、色々な説明をして下さいました。36億円かけられて、見事な顧客志向のホテルです。


8)
先般の29TTコースでは、
「皆さんね、これからはホテル経営は、エアビーアンドビーのビジネスモデルに淘汰されるよ!」と講義しました。
色々なホテルが、インバウンドブームで沸いていますが、すでに昨年対比の稼働率はマイナスです。民泊の出現が原因です。


9)
エアビーアンドビーのビジネスモデルは、
世界191カ国に、ビレッジやお城や民家を対象にして数百万人の顧客を持っています。
8年前は「そんなビジネスはうまくいかないよ!」と周りから言われていたそうです。
でもあえて「ブライアン・チェスキー」は挑みました。


10)
エアビーアンドビーはサンフランシスコが本社ですが、コア・コンピタンス経営を学んだゲイリー・ハメル教授は、
これからは「クリエイティブ・エコノミーの時代」と、現在は主張されています。既存企業は経営革新が第一なのです。


11)
しかし、橋本正権社長と明元専務ご兄弟は、すでに経営革新され、外国人観光客のみにターゲットを絞り込んだのです。
まさに、フィリップ・コトラーの競争優位戦略「STP」は完了させて、どこにも真似の出来ない「コア・コンピタンス経営」をされています。


12)
日創研をご受講される前からのお話も出ましたが、現在は全員が可能思考教育の「実践コース(PSV)」を修了し、
次の職能教育にどんどんご派遣されています。まさに「気づきの文化と可能思考能力の高い社風づくり」に成功されています。


13)
社員さんにもご挨拶しましたが、表情が他のホテルの方々とまるで違います。
5回も面接し、最後は現場で仕事をしてもらい、
それから、全員が「一緒に働いてもいい!」という、そういう評価をされた人でないと入社は許されません。


14)
なぜ、道頓堀ホテルが成功したのか?それは、まず橋本正権社長と明元専務ご兄弟の思考の質が高いことが最大要因です。
思考の質が低いと、行動の質も低くなり、結局、業績アップは望めないのです。社員さんには手厚い福利厚生の会社です。


15)
社員さんもやる気になり、現在は「業積アップ6か月研修」や「マネジメント養成6か月コース」
そして、橋本社長はファシリテーターをされながら「企業内マネジメントコーチング6か月プログラム」と、多忙な中を学ばれています。


16)
今日は、橋本明元さんの22TTコース修了生が集まり、新ホテルをご案内頂きますが、私も午後1時から参加する予定です。
真向かいにビジネスホテルがありますが、完全に差別化していますし、人財が学ばれており、経営感覚とサービスが抜群です。
「エアビーアンドビー」には絶対に負けないと確信しました。


17)
さて、29TTの芳野社長からの全体メールです。私の講義内容の真意をお汲み取り頂き感謝です。

芳野さんのメール

「最後の最後まで、浮つくことなく、真摯に取り組んで、方針書づくりをやり抜きましょう!
 そのための第8講であり、第7講であり、6、5、4、3、2、1講だと解釈しています。
 この学びを「経営方針書に落とし込むこと!」が大切だと思います。

 そこで、復習も兼ねて、第8講での田舞さんが仰ったことを記します。
 「段階的企業成長論」から抜粋です。

●本当の学ぶとは、自分の足らないことを知ることであり、それを学問というと言われた。

1.企業規模別でやらなければならないことがある。
2.今からはとにかく名誉職をやっている暇はない。
3.とにかく、時間を絞り込んで、絞り込んで企業経営に繋げていく。
4.絶対余分なことはやらない。それよりも社員さんとのコミュニケーションをとる。
5.そして、勉強する。群れを成したらだめ。私たちの仕事は業績を上げること。
6.苦労を買ってきたTTコース。無駄な苦労をしてはダメ。日創研には苦労しに来る。
7.我々は社会貢献せんといかん。立派な会社を創らないといけない。
8.仕組みにフォーカスを当てる。仕組みで考える。仕組みをどう創るかということが大切。

●なぜ、会社の問題は起きるのか?

1.TAでパーソナリティを診てきたが、今度はもっと深めなければいけない。PとAを上げる。
2.働いている人の「心の持ち方」である。社員さんの「心の持ち方」を変化していくようにする。
3.目的を明確にして、口実をつけないと社員さんは学ばないし真のコミュニケーションを取れない。
4.社長の社員さんに対するコミュニケーション不足だ。
5.勉強したら、復習する。予習する。エスケープしてはダメ。快を求めてはいけない。
6.我々がやることは企業経営である。。口先上手く経営したらダメである。

●上手くいっている企業の共通項

1.立派な人は、みんな心の持ち方、意識、発想、考え方から着手している。
2.心の貧乏人になってはいけない。心の持ち方が変われば、行動が変わる。
3.貧乏人はいつまでも貧乏人ではないんだ。貧乏人根性を捨てないと!

田舞さんも一日3食、食パンの端きれを食べていた。
食べながら「まずい」と思っていた。
食べながら「今に見てろ」「今に見てろ」と思っていた。

●社員さんが奮起するようなことをしなければならない。

1.社員さんが喜ぶ仕組みを構築すること。
2.希望をもたせて、問題意識を持つ。
3.経営の合理化と経営革新は違う。

●感性、理性、知性のバランスが大切だ。

1.蒔かぬ種は生えん!蒔かずに刈り取ることばかりを考えている
2.今日やるべきことは、どんな睡眠不足でもやる!という習慣を持てば、必ず成功する!(丹羽宇一郎氏)


18)
これは単なる借り物の理論ではありません。私は学者ではありませんし、実務の経営者です。


19)
29TTコースの最終日には、さらにまとめの記念講演をしますが、一つの能力を身につけるには1万時間必要なのです。


20)
TTコースだけで学び終わる人がいますが、多分わずかな時間だと思います。1万時間「企業経営」を学んで下さい。
つまり、思考の質(心の持ち方・意識・考え方・心の有り様)を高めない限り、今までの学びは無に帰します。


21)
何事も「原理・法則」があります。安易に稼げるビジネスはなく、あると思う「その思考の低さ」が成長の妨げです。


22)
橋本正権社長と明元専務も「Theマスター・コミュニケーション6か月プログラム」にお二人で参加されます。
日創研には、「三種類の成長モデル」と呼ばれる「社内面談制度」がありますが、誰もが出来る方法をご披露します。


23)
しかし、経営理念、使命・目的、明確なビジョンがなければ不可能です。
道頓堀ホテルさんの成長モデルも、この教育カリキュラムで図にして講義します。

全ては社長幹部の質が原因です。「成功の因も失敗の因もすべて社内」にあり、指導者の心の持ち方の質で決まります。

田舞徳太郎
 

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓(松下経営哲学)

「何度、失敗しても、もう一度勇気を失わなければ、必ずものになります。
 あまり恐れたり、心配しても、何の得にもなりません。
 それは、人間の可能性を狭めてしまうからです。
 失敗した本当の原因は、その人の心の中にあるのです。
 成功するために、心に理想の灯を点すことが大切です。
 心を思い切って変革することです。」

                        木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

 

1)
昨日は29TTコースで谷川 弘二先生による「経営改革」についての講義でした。
今年で85歳になられていますが、私が一番学べるのは、講義後の本音のお話です。
明日は伊與田覚先生のご自宅にお伺いしますが、講義とは異なり心に沁みます。


2)
その度に自分の教育力の足りなさに打ちのめされることがありますが、打ちのめされてこそ身につくものがあります。
人生も経営も、単に脳内の海馬(記憶の一時貯蔵庫)に入れるだけではなく、五臓六腑に入れてこそ、真に「腑に落ちる」のですね。


3)
今回は最後のまとめで、土光敏夫さんの「言葉」をお伝えしました。いつも持ち歩いているお言葉です。
「苦しければ苦しいで、貧乏なら貧乏で、しんぼうしながら、どうやって生きていくかが大事なんだ」
時習堂には、眼光鋭いお写真と共に、若き日に苦悩しながら「一冊の書物」で目覚められた履歴も私なりに紹介しています。


4)
この言葉は長年胸に秘めて、講演でも使ったことがないものですが、今日は230人の中の「一人」に伝えたかったものです。
「全部に分かるようなものでなくても、一人だけでも分かればいい」禅の師・田里亦無先生のお言葉です。


5)
さて、谷川弘二先生とお食事をしながら、必死でメモを取っていました。
谷川先生はいつも「今年が最後!」と言われますが、多分本音です。
今回は笑って見逃せない「内容」の、20か条にもわたるお話で、9つまでご紹介します。中小企業に関するものです。


6)
1.企業戦略の第一とは人財の競争である(大企業は有能な人材をもち、組織化されている・中小企業はバラバラ)。

2.今、企業は目先の利益に走り教育費を使っていない。

谷川先生には、日創研の会員企業様は、なけなしの分をはたいてでも教育されていますとお伝えしました。

 

7)
3.変化が激しく厳しい時代になる。今日の繁栄は明日につながらない。中小企業はそれに気づけ。

4.中小企業は危機意識が不足している。だから、創造性が生まれないのだ。

5.企業努力が100%報われない時代になった。より一層のものが求められている。


8)
谷川先生は、今の経営者は外部環境に振り回されていると言われながら、
「気の毒やけど「自助・自立」だけでは生き残れなくなっている、経営者も大変やわな・・・」と、しみじみと述べられました。


9)
6.わしとこは、こんなもんやとあきらめている。あかんわな・・・
このお言葉は、実際に現場を知る谷川先生の実感でしょう。
私も可能思考能力の重要性を30年間お伝えしてきましたが、可能性を信じた経営者は大きく飛躍していますから良くわかります。
あきらめている人は表情に出ています。ファシリテーターの方が、「田舞さん「表情」のことを言ったら?」とアドバイスを受けました。


10)
檜山講師も誠実なファシリテーターの方々の声を聞き、私に少し慎むようにと注意してくれました。反省です。
孟子はその人の考えや心の有り様は「面に現われ、背(はい)にあふるる」と、上に立つ者の「表情」の大切さを説いています。


11)
月刊『理念と経営』の社長力・管理力・現場力の三位一体論では、このタイトルで詳しく連載で書きましたが、
貴重な資金を投入されている派遣先様の社長の代弁者として、私はあえて批判されても一部の方々にはお伝えしています。


12)
特に厳しい時代がこれから来るわけですから、「巧言」ではなく、直球でいくところが私の課題なのですね。
昔は、企業の責任は、社員さんに「エンプロイアビリティー(雇用される側の能力)」を身につけさせなければならないと、
盛んにマスコミは報道したものです。現在はその声はなく、ただ、労働環境ばかりが話題になっています。


13)
真の教育とは、社員さんに「エンプロイアビリティー(雇用される側の能力)」を身につけさせることだと思います。
ユニクロの柳井 正さんの著書『一勝九敗』の中で、
経営者十戒の第六番目として「経営者は鬼にも仏にもなり、部下を徹底的に鍛え、勇気づけよ。」と述べておられます。
これだけだと不要な誤解を招く恐れがありますが、『一勝九敗』のご本を読むと、真の経営者の愛情が理解できます。


14)
週三日の休みを実施出来るのは、仕事能力を身につけた社員さんがいるからです。
柳井 正さんは、京セラの稲盛 和夫さんと同じように、松下幸之助翁から大きな影響を受けておられます。
「商売というものは真剣なものである。真剣勝負と一緒だ。」と述べていますが、いつも真剣な表情で生きられました。


15)
谷川弘二先生も「これからは難問題ばかりや、死線を超えた経営者でなければ生き残れん!」とお話されました。
お金も名誉も念頭にない方々の共通項は「未来の日本を憂いている」ということです。


16)
私などはその境地には至りませんが、TTコース中にある経営者の方に「経営者の幸福とは何ですか?」というお手紙を頂き、
その質問を読みあげて、「今の私には安易に答えられません。」と皆さんの前ではお伝えしました。
しかし、社長・専務会では、「社長の幸福は先憂後楽の境地だと思います!」と、分かり易くお伝えしました。


17)
経営者の任務は重く、10人の社員さんがいれば10の責任が生じ、100人の社員さんがいれば100の重責を担う気概が要ります。
安易に「自分だけの快に酔いしれる経営者」もいますが、楽あれば必ず苦がやってきます。これは法則だと思っています。


18)
7.基本・理論が明確になくて、中小企業経営者は無手勝流でやっている

この谷川先生のお言葉もズシリときます。雲の上の正論だけでは経営は出来ないという意味でしょう。
伊與田覚先生は「天が分かるようになりなさい」とお教え頂きますが、足元をしっかりと見つめるようにお諭し下さいます。


19)
8.鹿島建設は、自社で左官や大工さんなどの自前の職人教育をしている。下請けはしんどくなるぞ。

私は理念経営戦略セミナー(二日間)でも、大手企業が、今まで出していた仕事を内製化していく傾向を、
事例を上げながら講義をしました。どの業界も下請け企業は益々厳しくなります。


20)
昨日はある物流業界の方に、幹部として少し優柔不断なところがあると、TTコースの中で指摘しました。
日創研は単なる自己啓発をしているのではありません。トータルで社長力・管理力・現場力の三位一体を主張しています。
谷川先生が、質疑応答で「これからは荷物がなくなるぞ!」と、同じように警告されていました。


21)
9.中小企業の良さを出しきれていない。視野が狭く、他力本願をまだ考えている

このお言葉にも共感しました。
「自分の城は自分で守れ」と断言して、破たん寸前のトヨタを救った石田退三さんの言葉です。この気概が重要なのです。


22)
私のメモ帳には今日メモを取った20か条があり、いつも読み返している柳井 正さんの「経営者十戒」もあります。
会社には額に入れて飾っています。皆様には、71歳になってまでお説教か?と言われるかもしれません。
しかし、経営者十戒の10番目「素直な気持ちで、即実行せよ」と行動しなければ、チャンスの芽も失うことになります。

今回は、
「失敗した本当の原因は、その人の心の中にあるのです。
成功するために、心に理想の灯を点すことが大切です。心を思い切って変革することです。」と、
松下幸之助翁のお言葉を続けて記載しました。

私もさらに「心の持ち方・意識・考え方・心の有り様」を変革します。お互いに前向きに未来のための準備をしましょう。

29TTコースも残りあと一回ですが、すごく寂しくなります。

田舞徳太郎
 

●今日の教訓 『初心の感動』

 「日々新た」が幸之助の口癖でした。すべて最初の感激や喜びを思い出し、
 日々新たな気持ちでものごとに取り組めば、成功しないものはない、と考えていました。

 惰性に陥るのは人間の常です。惰性の中には知恵も創造性も出てこないのです。
 事にあたって、日々新たに初心の感動を思い起こせば、
 いつでも新たな知恵と喜びが生まれてきます。

                          木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

 

1)
東京の特別基礎コースが終わりました。
二日目の夜に、アシスタントの皆様とお食事をご一緒し、ディスカッションしました。
それぞれ32名の皆様の研修エピソードをお聞かせ頂きながら、その気づきの深さに感動しました。


2)
私の研修の基本ベースは、第一に「気づき」の重要性と、第二は「実践力」です。まさに鬼に金棒だと思います。
と同時に、人間力・考える力・仕事力・感謝力です。そして、日々の力は自己修養能力と感謝力です。


3)
最高の幸福は「感謝している時」であり、感謝を持っていれば自ずから努力してモチベーションを上げていきます。
基礎コースは、原因論と未来論という相対立するものを統合した教育カリキュラムを組んでいますが、
ある女性のアシスタントの方は、両親に対する不信感が、感謝するまでに高まったと発表しておられました。


4)
ご受講生の方々も全員が参加され、安心しました。「人を見て法を説け」が教育の原理であり、
愛情が基本です。そして、愛は知ることからはじまり、真の教育は「人間」を知るところから始まります。


5)
私は、前に出てもっと失敗するように、失敗した分が多いほど「気づき」も大きいことを力説しています。
早稲田大学創設者の大隈重信公が、当時の卒業生に送った名演説があります。

「諸君は必ず失敗する、随分失敗をする、又成功があるかも知れませぬけれども、
 成功より失敗が多い、失敗に落胆しなさるな、失敗に打勝たなければならぬ。」の言葉です。


6)
最近、私は可能思考能力の講義の中でGRIT(やり抜く力)という言葉を使っていますが、
GRITは「略称語」とその「訳文」です。
GRITの「G」はGUTSで「根性とか度胸」という意味です。
日本で「根性とか度胸」と言うと、昭和時代の「教育論」に聞こえますが、アメリカでは最先端の「人財育成論」です。


7)
今回も、テスラ・モーターズやスペースXのイーロン・マスク氏のミッションと、
彼が貧乏から這い上がった話をし、意図が10あれば方法は無限大に広がるという講義のエビデンスとして講義しました。
慶應義塾大学の4回生に知って欲しかったのです。


8)
まさに、GUTSの塊のような起業家で、彼は「起業家は週100時間働かなければ成功しない」旨の話を、大学でしているのです。
一方、日本では「根性や度胸論」は否定され、労働規制が強化され、褒めることが真の教育のように信奉されています。


9)
私のスタンフォード大学での研究テーマは日米比較でしたが、ここまで異なるのか?と驚きました。
昔の人は失敗しても、傷ついても「立ち直り」が速く、大隈重信公のように「失敗に打ち勝たなければならぬ」と断言しています。


10)
つまり、アンジェラ・ダックワース教授がいう「GRIT」は、既に明治の時代に言い尽くされた日本の教育論です。
GRITの「R」は、心の筋肉とか、精神的な回復力とか、復元力という言葉の頭文字です。


11)
ひ弱になってしまった日本人は、横文字になると新鮮に感じるようですが、指導者になる人には当然の能力です。
SA研修では昔から言っていた言葉で、可能思考能力の一部のものです。人間力といってもいいでしょう。


12)
GRITの「I」は、自発性という意味の頭文字であり、
論語では、孔子さまがお弟子さん性格に応じて、色々と答えを変えて述べています。
自発性の高すぎる人には「中庸」を説き、低い人にはその消極性を見抜いて、優しい言葉かけをしています。


13)
このGRITを高める方法に、アンジェラ・ダックワース教授は「目的」と「快楽」と述べています。
目的は賛成するとして、フロイトの快楽原則を引用して研究されているようですが、
いつも述べるように快楽原則は人間を駄目にすることには触れていませんので、
快楽原則の功罪を明らかにしておいてもらえると、さらに良かったかもしれません。


14)
「GRIT(やり抜く力)」を持つためには、第一に「好きなことをすること」と述べる研究者もいます。
私は中小企業の活性化を促進する者として、各々が「好きなことだけ」していたら組織にならないと考えています。


15)
孔子さまも、「之を知る者は、之を好む者に如かず、之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」と述べておられますから、
こういう研究や表現も間違ってはいないと思いますが、無知な人ほど、自分の都合の良いように解釈します。
私は「Theマスター・コミュニケーションプログラム」ではこのGRITも講義しますが、誤解がないようにしなければなりません。


16)
GRITの「T」は、執念と言う意味の頭文字をとっていますが、これには大賛成です。
まずは、いつもの口癖「経営者はもっと企業経営に執念をもて!」の、確たるエビデンスになります。
大激変の時代に、国内の一人当たりGDP世界第26位(IMF)まで低下していますから、
我々経営者は、本当の意味で目を覚まさなければならないでしょう。


17)
ただ、GRITだけでは、真にやり抜く力とは言えない様にも感じます。
これにM(道徳性)を加えて、真に世のため人のためか?という、社会性を松下幸之助翁なら追求されるでしょう。


18)
アンジェラ・ダックワース教授のGRITに対して、スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック博士は、
「グロースマインド・セット(成長型マインドセット)」という考えを追加して研究されています。


19)
キャロル・ドゥエックの「グロースマインド・セット」とは、
「知能は生まれつき固定されたものではなく、後天性のもの、努力を重ねることによって変えることができるものである」
という考え方です。日創研はこの説に大賛成です。
「安易に褒めてはならない、努力に感謝しなさい」という、アドラー心理学の考えに近いと解釈しています。


20)
キャロル・ドゥエック博士の研究では、子供たちに脳と知能の発達について予め学習させ、
知能は生まれつきのものではなく、挑戦し続けること、努力することによっていくらでも伸ばすことが可能であると教え込んだ後に、
難しい問題を解かせると、子供たちは難しい問題に対しても失敗を恐れず、自ら進んで挑戦しようとすると説明しています。


21)
なぜなら、彼らは失敗することについて、永遠に続く致命的なものではないと知っているからであり、
この「グロースマインド・セット」という考え方は、どうすればグリットを育てられるかを説明する上で、
とても素晴らしい考え方であると説いています。


22)
2月からの「Theマスター・コミュニケーションプログラム」が楽しみです。
ドゥエック博士の「グロースマインド・セット」は、ある意味、広義の解釈では「人生に役立つプラスの(観念)」と言えます。
今はマサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授の組織論も学んでいます。


23)
学びながらさすがだと思いますが、私なら「関係の質」よりも、
先に「思考の質」からサイクルを回した方が良いと思いました。

凄く生意気で恐縮ですが、本に読まれるのではなく、色々な視点を広げてみて、
多くの意見をお聞きし、自分の考えを持つことも大事です。


24)
今のところの私なりの意見は、最も大事なのは「グロースマインド・セット」だということです。「心の有り様」です。
今日からTTコースの第8講です。さらに学びつづけていきます。最大の教えは伊與田覚先生や田里亦無先生の言葉です。
「口先上手で教える側に立つのではなく、絶えず学びつづける側に立て!」と、分かりやすくお教え頂きました。

田舞徳太郎

プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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